2022_1029_本読み
<1654字>
冒頭の写真:
人が入ると不透明になるトイレ。
ここにあったのか!
夕方、家族と歩いてて発見しました。オリセンの近くなんですね。初めて見ました。
夢にでてきたトイレがこれに似てたって、
午前中に、友人にしゃべったばかりだったので、
奇遇だねぇ、
でした。
これ自体が「夢」っぽさがあると感じます。
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10月29日(土)は以下を読みました。
『進化とは何か』
リチャード・ドーキンス 、吉成真由美 編・訳
第二章 デザインされたものと「デザイノイド」(デザインされたように見える)物体 90ページまで
早川書房
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シミュレーションを使って進化を説明してくれた、この章の最後で、
気になった記述を抜き書きします。
〈 技術的なデザインのすべて、アートのすべてが、ある程度ダーウィン進化の要素を秘めているとも言えるでしょう。 〉
人間が何かを作る時、すべてが意図で作られているわけではなく、生きものとしての感覚も使っている、ということでしょうか。それとも「意図」ということすらもがダーウィン進化の要素がある、ということなんでしょうか?
〈 (前略)すべての(中略)われわれがデザインして作ったもの、あるいはほかの生物が作ったものは、「デザイノイド」物体である「脳」というものが生物に出現して初めて可能になり、 〉
脳のできる以前の生物には、ものを作るということが無い、ということになってしまうと思いますが、そういうことでしょうか?
「脳」とは何か。気になります。
(音読した人:山崎)
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『畏るべき昭和天皇』 松本健一 著
新潮文庫
占領下の天皇制
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三島由紀夫は自身の美学として、あるべき天皇像を強烈に持っていました。
そのために命を投げ出すことを絶対的な美とするような(ロマンティッシュ イロニー、ということばをメモしましたが、どんな意味でしょうか)。
筆者はわかりやすい批判対象としてそれを持ち出していました。三島の天皇は「神」、筆者の天皇は「極端な政治的人間」、でしょうか。
(音読した人:こいでさん)
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『ひばりに』 内田 麟太郎 詩、うえだまこと 絵
アリス館
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水彩の繊細な絵と想像しました。zoomだと繊細な絵の本は難しいです。
今、読後二日たって感想を書いていると、たんぽぽの綿毛がでてきたな、と印象に残っていますが、ひばりがどう存在していたかが、とても不確かになってます。
ウェブにある感想をちら見すると、ひばり、という鳥の特性をとても想像させます。
山崎には、ひばりは今ひとつなじみの無い鳥なので、イメージがはっきりしません。ただ、美空ひばり、の名が浮かんできました。
美しい春の空に、高くのぼって歌う、という芸名なんだな、と改めて印象づけられました。
(音読した人:はやしさん)
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『塩一トンの読書』 須賀敦子 著
河出文庫
『砂のように眠るーー昔「戦後」という時代があった』 関川夏央 著
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内容の紹介がとても詳しかったです。
関川さんの本は、その時代を描くだけでなく、その時代に出た本の内容を挟み込む、というようなふうに書かれているようでした。
こういう重層構造を持った本は、須賀さんの好みなんだろうと思いました。
〈なんという精神の空白を日本という国は生きてきたのだろう! 〉
ということばをメモしましたが、これは「戦後」についての、関川さんの方の感慨だったかな?
須賀さんも、日本の人々の精神の「遅れ」を厳しく言っていたように思います。山崎は、その内容を実感していくしかないな、と思いました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 校注
岩波文庫
四一 鶯の(なにぶくろ)
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〈 東山中にもはなは淸水寺 乍木 〉
ふりがなが「せいすいじ」とついていて、この時代にそう呼ばれていたのか、きよみずでら、とも両方の呼び方があって、字数からこう表しているのか、どちらだろう、と思いました。
また乍木っていう俳号はどんな意味でしょうか。
(音読した人:山崎)
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