2023_0128_本読み
<921字>
冒頭の写真:
雲と木と建物と夕方の日の光が、絵画みたいでした。
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1月28日(土)は以下を読みました。
『あまりにロシア的な。』
亀山郁夫 著
青土社
第Ⅱ章 石の迷宮、蓮の楽園
3 幻想のトポスへ
3, 4(115〜121ページ)
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フレーブニコフが、ここの葦に触発されて、とか、
フレーブニコフの詩にちなんで、馬の骨をビデオに収めたいルドリフさん、とか、
歌枕を訪ねる芭蕉の旅のことを少し思い出しました。
銅像の位置、
元(展示館の入り口)の方がよかった、
いや今(丘の上)の方がいい、
などと思っているそのあたりも。
(音読した人:山崎)
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『チェルノブイリの祈り』 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 作、松本妙子 訳
岩波書店
「死者たちの大地」
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今回の聞き書きは、招集された兵士たち。
思いはいろいろでしたが、印象に残ったのはこれでした。
チェルノブイリに行く前は怖かったが行ってからは放射能は見えないので怖さを感じなくなっていた。そして3年目ころから仲間が発病していった。。。と。
(音読した人:こいでさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第5章 捨てる
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「捨てる」にふさわしい、引っ越しにあたって、本を処分する、そこからお金の使い方で、社会が変わるという話に、するするっと移って行きました。
いままでの話の持っていきかたとはちょっと毛色の違うものでした。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
四三 (木のもとに)蓑虫庵小集 147~149ページ
岩波文庫
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この歌仙を読み終わりました。
歌仙は春の季で終わるわけですが、
終わりから三つ目の句では〈 躙り書きさえならぬ 〉
(躙り書き、は、筆をおろしたら持ち上げられないまま動かす様子らしい)
終わりから二つ目の句では、〈 なみだもこぼれ 〉
最後で、家に居て 〈 雉やかましく 〉
というのが、
「老い」と組み合わせた「春」を感じ、ちゃんちゃん!と幸せに終わる感じでなかったのが味わい深かったです。
もしかしたら、芭蕉はこういう終わり方があまり得心がいかなくて、同じ発句で別の歌仙が巻かれたのかもしれない、と勝手な推測をしました。
(音読した人:山崎)
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