2022_0425_本読み
<1390字>
冒頭の写真:
アシタバが、ぐんぐん大きくなるので、ちぎって、ジャコとヒラタケと炒めました。意外にかたくはなくて、おいしいので、得した気持ちです。
前はアシタバのくせのある匂いが好きじゃなかったのに、今はおいしく感じます。
年取って、香りに敏感さが減ったので、そうなったんだろうと思います。
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4月25(月)は以下を読みました。
「数学と生成文法」
黒田成幸 文
『新・自然科学としての言語学』 福井直樹 著、ちくま学芸文庫
に、付録として収められている文章
2 フェルマー
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山崎の数式理解は、中学レベルから高校初めくらいで止まってます。
なので、数式が少し出ると、あらすじ読んでるみたいなものになりがちです。
17世紀に数学の大天才フェルマーが掴んでいたことが、数世紀かけて徐々に数学の天才たちに理解され、
21世紀の今は、フェルマーのとらえていたことが、数学のいろんな分野が見事につながってることを説明するようなものだったことが、明るみに出てきているらしいです。
すごさは、なんとなく想像できて、ちょっとでも味わいたいな、と感じます。
この文は、これから数学と言語すらも繋いで考えようというのですから、わかりたい気持ちはいっぱいです。
(音読した人:山崎)
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『学問のすゝめ』
福沢諭吉 著、岩波文庫、
八編 わが心をもって他人の身を制すべからず
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封建時代からの流れの家制度。それゆえの支配の構造が、とてもひどく、あーあ、というものとして語られました。
姑の奴隷としての嫁、親のいいなりが孝行と教育される子ども、などなど。
(音読した人:めいさん)
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『目の見えない人は世界をどうみているのか』
伊藤 亜紗 著、光文社
第1章 空間 見える人は2次元 見えない人は3次元
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岡本太郎の「太陽の塔」を例に、
見える人には視覚があるから死角があり、
見えない人には視覚が無いゆえに死角が無い、
という、ちょっとことば遊びのような、逆説的発見を書いていました。
山崎は、普段、自分に手や足は見えるけれど背中は死角で見えない、と思っています。それで背中側の身体感覚がとても薄い気がします。しかしそれは「見えない人」には通じない感覚なのかもしれないです。見えない人の身体感覚ってどんなでしょう、と思いました。
(音読した人:こいでさん)
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『本の中の世界』
湯川秀樹 著
岩波新書
「文章軌範」
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韓愈の、「就職のための、名文」を読み下し文と現代語訳文で、かなりの量を紹介していました。
現代語訳で意味を知ると、あからさまな自己アピール文と思えますが、現代の中国でもこんな感じ、ありそうです。
つまり、言いたいことはテクニックを弄して、しっかり伝える、わかりやすさです。
もしかしたら、ここらへんが「物理学」を説明するのには徒然草じゃないな、ということなのかもしれないと思いました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』
岩波文庫、松尾芭蕉
三一 御尋に(曾良俳諧書留)105〜107ページ
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〈 秋更て捨子にかさん 菅の笠 〉
この〈捨子〉の注が
〈 捨子ー茸狩の途中でのできごと 〉
とだけ。 この前の句に〈 茸狩の月 〉があるのはわかるのですが、実際に捨子を発見したのでしょうか。
こいでさんは高橋和巳の『捨子物語』から、捨てた子をあらためて拾う儀式?と想像されてました。
(音読した人:山崎)