2022_0724_本読み
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冒頭の写真:
なんだかわからない、汚い写真ですが、
近所の神田川の表面に、白い花が点々と咲いているところです。
水面近くに行けないのと、泥をかぶったような状態になっているのとで、
はっきりしないのですが、オオカナダモらしいです。
ちょっと調べると、金魚の水槽に入れてる「アナカリス」ってこれのことです。知らなかったです。
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7月24日(日)は以下を読みました。
『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第7章 神秘の解体
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人間は、原因と結果、ということを考える性質(本能?)がある。
そこから「科学」も生まれたんだな、と思います。
が、因果関係がちゃんとあるのかどうか、真の例と偽の例が並べて示されていて、知ってるから「あたりまえ」と思うけど、難しいなぁ、と思いました。
(音読した人:山崎)
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『ある「小倉日記」伝』 松本清張 著
新潮文庫
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読了でした。
このお話は、実際にあったことを元にして、実際とは少し変わった展開にしてあるそうです。
鴎外の失われ(てい)た日記のこと、昭和前半の障害者のくらし、そのほかいろいろが織り込まれている小説でした。
(音読した人:こいでさん)
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『青葱を切る』 藤本徹 著
ブラックバードブックス
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「種」
「遭遇」
という二つの詩を読んでいただきました。
語り手は「あたし」つぎは「おれ」でした。
種は、苦い、それが安心(なつかしいようなニュアンスだった気がする)と表現されていたのが印象的でした。
なぜかというと、直前に見ていたYouTubeで、パプアニューギニアの農業の話で、サツマイモの品種の話があり、苦くて不味いと感じるイモも、甘いイモの間に食べると味わいがあってよい、という話があって、それを思い出したからでした。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
岩波文庫、
三六 あなむざんやな(一葉集)126~128ページ
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納豆たたく というのが出てきて、夜に納豆汁を飲む、というのが一般的な習慣だったらしいことが、なんとなく知れました。
納豆自体は、浜納豆(こいでさんはこちらをおしてました)なのか水戸納豆なのか、ちょっと検索するとどちらもありそうな雰囲気でした。
Wikipediaの納豆の項には
〈 江戸時代の風俗事典『人倫訓蒙図彙』に書かれた納豆売りは、叩納豆と呼ばれる叩いて平たくした納豆を青菜とともに売っており、手早く納豆汁が作れるように工夫されていた 〉
とありました。
(音読した人:山崎)