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2022_0723_本読み
<924字>
冒頭の写真:
夏だな〜、と感じる木の花は、エンジュの花ですね。
街路樹にもけっこうあるけれど、これは公園に植わっている一本。
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7月23日(土)は以下を読みました。
『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第7章 神秘の解体
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同じ誕生日の人が、二人いる確率が50パーセントになるには、23人の人が必要。この問題を証明する過程を丁寧に解説してくれました。
誕生日が一致しない積み重ねで考えていくのですが、一致する方で考えていかないのはなぜか、そこからして、まだうまく理解できていないです。
『バカの壁』(養老孟司 著)を読んでいないのですが、読んでみよう、と思いました。早速図書館で予約。
「確率」の考え方を、理解しないようなことがバカの壁なのかな、と思ったのでした。
(音読した人:山崎)
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『ある「小倉日記」伝』 松本清張 著
新潮文庫
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家でテレビがついていて、森鴎外の話題で、しかも小倉時代の『鶏』という作品のことを、村田喜代子さんがしゃべっていました。
ここのところ上の『虹の解体』で説明をうけている、
「おお!偶然の一致、あらわる!」
と思いました。
(音読した人:こいでさん)
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『青葱を切る』 藤本徹 著
ブラックバードブックス
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「五月の蟬」
五月に、蝉? 旧字の蟬だというのも気になります。
春ゼミなのか?
語り手は「おれ」でした。思い出の中の冷たい麦茶とか、
思い出の中は、夏か。だけど「今」は五月なのかな?
そういうのを決めなくてもいいのが「詩」ですね。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
岩波文庫、
三六 あなむざんやな(一葉集)126~128ページ
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発句の端から、あなむざんやな、という七音で、破格?と思って、検索すると、奥の細道には むざんやな兜の下のきりぎりす があるそうです。
この歌仙では、元となっている謡曲「実盛」に、より近寄せて、そのとおりに「あな」をつけているのかな、と思いました。
そして 昔は今の こおろぎ が きりぎりす だったというのを、きよもとさんから聞いて、検索すると、確かに。この関係、ややこしそうです。
(音読した人:山崎)