2022_0516_本読み

＜1059字＞

冒頭の写真：
この花びらの真ん中のねもとの、白いピッとした模様が特徴だそうで、これが名前だけはよく知っていた　カキツバタ！　と自分の中で同定されました。

近所の塚山公園の池の、黄色いハナショウブの群落の中にちらほらと咲いていました。

尾形光琳の「燕子花かきつばた図」の見に行きたくなりました。

この大胆不敵な絵を検索して、画像を見ると「白いピッ」は省略されているように見えますね（あるいは江戸時代のことですから、多様な園芸品種があったのかも）

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5月16日（月）は以下を読みました。

『虹の解体』

リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
訳者あとがき　
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まず、訳者の福岡伸一さんのことばを聞こう、と、うしろから読みだしてみました。
いくつかの章に「バーコード」という語が使われているようです。
「法の世界のバーコード」とか。
ドーキンスは、いったいどんなことを言うのだろうか、と思いました。

（音読した人：山崎）

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『せんねん まんねん』

まどみちお 詩、柚木沙弥郎 絵
理論社
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まどさんの詩が、なんとなーく中国のとーっても古い何かのような絵になって描かれていました。

はじめ人間ギャートルズの歌を思い出しました。

（音読した人：はやしさん）

『目の見えない人は世界をどうみているのか』

伊藤 亜紗 著、光文社
第２章　感覚　読む手、眺める耳
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目とか耳などの器官によって感覚を分けるのではなく、

「眺める」とか「探す」とか、感覚の方に焦点を合わせて、世界を感じてみよう、という提案だったような気がします。

「見えない人」が耳で眺める、ことの実例もありました。

元々、五感というのがすぱっと簡単に分けることはできないものだ、というのも事実と感じます。

（音読した人：こいでさん）

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『本の中の世界』

湯川秀樹 著
岩波新書
「唐詩選」
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湯川さんが、中国の詩の世界にすっかり入ってしまえるのは、やはり、

中国の古典に、こどもの時から素読で親しんだ素養があるのだと思います。

そして、読書の環境は「明窓浄机めいそうじょうき」。
美しいことばです！

空想ででも、そんなふうになってみたい！　と「唐詩選」を読んでみたくなりました。

（音読した人：きよもとさん）

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『芭蕉連句集』

岩波文庫、松尾芭蕉
三二　有難や（曾良俳諧書留）108〜110ページ
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醒ヶ井さめがいの水、には脚注ではなく、補註があり、ヤマトタケルゆかりのお話が紹介されていました。

こういうのがあると、イメージができるので、とてもありがたいです。

（音読した人：山崎）