「左右」が通用しない言語があるという事実
こんにちは、副業愛好家のまきです
前回は色についてのお話をさせていただきました
今回のテーマは「位置表現」
左右を使わない言語
日本語で当たり前に使う「右」「左」「前」「後ろ」
それを使わない言語があります
オーストラリアにグーグ・イミディル族という人たちがいます
彼らが話すグーグ・イミディル語では「左右」ではなく「方角」を使って会話するのです
たとえば、写真を撮るときに...
もう少し東につめて
とか
北を見ちゃってるよ!
とか
そんな調子です
日本人からしたら非常に疲れてしまうと思います
「そんな方角わかるの?」と思われるかと思いますが、その通りで、
「左右前後」の言葉を使う人は適当な方角を指したとき、平均的に角度を90度間違って回答するらしいのですが、
グーグ・イミディル族は同じテストでなんと13度の誤差で回答するという正確性を持っています
ちなみに身体の部位は不変なため、身体だけは左右で呼び分けるそうです
このように左右を使う私たちのような言葉の使い方を「相対的指示枠」と言います
自分が今向いている方向を基準に、同じ方向でも「左」か「右」か「前」か「後ろ」かが相対的に変わるからです
これに対して、グーグ・イミディル語は「絶対的指示枠」と言います
常に「東」は「東」ですからね
東西を使わない言語
ここまで読まれた方は「東西南北があれば確かに方向を言えるか...」と思われるかと思います
しかし、さらに上には上がいて、「東西」さえ使わない言語があるのです
メキシコの山岳に住むテネハパ族という人たちがいます
彼らが話すツェルタル語では、東西がありません
この地域は全体が南から北にかけて傾いており、
南は「坂の上」と呼び、北は「坂の下」と呼びます
そして、東西は一緒くたにして、なんと「横」と呼ぶのです
地域が東西には伸びておらず、それで判断できてしまうのです
そのため、この地域には3種類の方向しか存在しないのです
いかがでしたか
世界には6,000にものぼる言語があります
言語を知るというのは、文化を知るということ
目が覚める思いですね
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