12月8日
この1年半のあいだ、お世話になったローカル・プロデューサーの富川岳さんとゆっくり話した今日の夕方。ようやくお互いのわだかまりも解けて、晴れやかな気持ちになった。
ここ数ヶ月のうちに、わたしが募らせてきた不満が爆発するかたちで富川屋での仕事は幕を引いたけど、2週間という冷却期間があったことで岳さんもわたしも落ち着いて、これからのお互いにとって知っておけたらいい話をできたと思う。
怒りの渦中にいるときは、相手のことを見ているようで見えていないし、自分自身も見えていない。岳さんに対して怒っていたはずだったのに、こころに静謐が訪れてわかったのは自分の弱点だった。社会人生活を10年やってみたところで、案外自分のことはわからないもんなんだと、つくづく思う。
遠まわりはしたけどこれまでよりはもう少し上手く、自分と付き合えるだろうし、心地いい生きかたの模索を今後もつづけたい。