【漫画感想】マネーの拳〜第1巻〜。起業やビジネス始めたいなら読む価値あり
今回から、「マネーの拳」三田紀房著全12巻をアマゾンで一気に読んだので一巻ずつまとめていきたいと思います。
主人公、花岡拳がボクシング世界チャンピオンを引退し、飲食店を経営する所から始まり、上場企業の社長になるまでの、セカンドキャリアでの起業のストーリです。
第一巻は、チャンピオン防衛戦に破れ、飲食店を始めた花岡拳だが、経営はうまく行かなかった。そんな中、テレビ番組で塚原会長という超金持ちの実業家と出会い、今まで甘くみていたビジネスの世界に決意を持って挑む話です。
1:このnoteを読んで欲しい方々
・マネーの拳を読むか悩んでいる人
・起業、ビジネスに関して、漫画で楽しく学びたい人
・マネーの拳を読んで熱く語り合いたい人笑
2:ワンラインメッセージ(思い出に残る1ページ)
「本物の嘘つきは嘘をつかない…ということだよ」(塚原会長)
商売人として必要な極意として、「嘘つき」である事が重要と述べる塚原会長。(詐欺師やペテン師とは違う)
世の中はぼんやりとした嘘に包まれている。「絶対売れる」「絶対お得」と言うが、そこに絶対の根拠はない事が多い。
しかし、取引先や客もそれを示せとは迫らない。
そして、実際に売れたり、客が満足すれば誰も文句なし、「嘘が嘘でなくなり真実になる」
成功する人と、失敗する人の差はこの嘘への…感度の差。
初めはみんな誠実な商売を心がける。
徐々に軌道に乗ると、ルーズになり、少しずつ嘘で楽をしてしまう。
やがて嘘で固めた自分にとって都合の良いルールを押し付けてくる。
するともう手遅れ。嘘でいっぱいになり、信用を失い、市場から退場命令が出る。
成功する者は、嘘に関する感度が鋭い。
嘘を嘘のまま終わらせずにそれを真実に転化させてしまう。
あるいはリセットして泡の様に消し去る。
そうすればそこに嘘は存在しない。
と言うことは
「本物の嘘つきは嘘をつかない」と言うこと。(塚原会長)
→ここからワンラインメッセージに対する自論
挑戦する時は絶対成功するとは限らない。
しかし、何かを成し遂げる為には挑戦する事が必要である。
そして、場面場面での嘘も必要な時がある。
正直に商売を行っていく事の大切さ。
そして、挑戦した時や必要な場面で発した自分の嘘(理想)を現実の物にして、真実にしてしまう事を大切にする必要があると感じました。
第一巻から為になる言葉が多く、1ページを選ぶのにかなり時間がかかりました!その他の、為になった言葉などを下にまとめておきます。
3:為になった言動、行動
・「あの会長…きょうこれからではいけませんか?」 (花岡拳)
→明日にはもう会長の家に遊びに行って、仲良くなるなんて無理。すぐ行動してチャンスを掴む姿勢が素晴らしいと思いました。
・「商売は100人やったら99人は失敗する。それでも続々と参戦して超ハイリスクの世界に飛び込む。何故だと思いますか?
みんな自分はうまくいくと思っているからです。」(塚原会長)
→自分の事が客観視できておらず、勢いで起業して失敗する人が多い。練習もしてない素人がいきなりプロボクサーの前に現れたら、瞬殺される。そして「プロなめんな」と思うでしょう。と言う例えはとても分かりやすかったです。
・「結論を出す際の決めては何か…全てはカン!これがいいという閃き」(塚原会長)
→全ての世界においてカンとセンスが大切。
それを磨き続ける事が大切。
ボクシングでも頭で考えながら打ってたら相手にパンチは当たらない。
カンとセンスを使って、決断を繰り返し、トレーニングをする事が大切。
・「とにかくこれに飛び込んで…あとは波に乗りながら考える」(花岡拳)
→これからのビジネスは、山登り型(コツコツ積み上げる)タイプから波乗り型(良い波を見つけて乗るを繰り返す)に変化する事が大事だと思うので、主人公は感覚的に優れていると感じました。
・「今の俺は生きてない。もう一度戻るんだ。世界の頂点を目指していたあの頃の俺に!」(花岡拳)
→ビジネスについて悩みすぎて、おじいちゃんの様な弱氣な目になっている事になっている事に気づいた主人公が、再び強氣な目を取り戻し、ビジネスで熱くやっていくと決めたシーンです。
ちょうど自分自身も色々考えすぎて弱氣になっていた時だったので、ビジネスも強氣でやっていく事の重要性を再確認しました。
4:まとめ
第一話に大切な事がかなり詰まっていたのでいきなりまとめるのに苦戦しました。笑
ビジネスにおいても熱く挑戦し続ける事、そして嘘(いずれ真実)をうまく使い、落ちているチャンスをものにしていく事が大切だと感じました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は、起業家としてスタートを切った拳の物語です。
次回も読んで頂けると嬉しいです。