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【不思議な話】【実話怪談】押入れの中から

これは祖母が体験したお話です。

以前、祖母は一人暮らしをしていました。

昭和時代に建てられた、古い団地。
当時、新築で入居したそうです。

母はそこで育ち、結婚と共に家を出ました。

ある日の晩。

夜中目が覚めると、金縛りにあったそう。

すると、足元の方から
なにやら音がします。

おそらく押入れから。

パチンッ


パチンッ


パチンッ


何回も同じような音がします。

聞き覚えがある音。

爪を切る音でした。

しばらくその音が続いて、気づいたら眠りに落ちていたそうです。

また別の日。

夜中、また金縛りに遭いました。

すると、また押入れの方から、、

グスン、、ズッ
ぅーー

女のすすり泣くような
泣き声がしたそう。


祖母の寝ている部屋の
押入れの向こう側はリビングで
リビングの押入れの背中合わせになっています。

なので隣人の音だ
というのはあり得ないと。

祖母はとても不気味に思い
ベットの位置と向きを変えたそう。

そのおかげかはわかりませんが
その音や声は、もう聞こえなかったそうです。

何だったのでしょうか、、

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