【不思議な話】【心霊体験】たくさんの指
母が子供の頃のお話です〜
私=母
私は物心ついた頃から小学校くらいまで
夏休みには秋田県の祖母の家によく遊びに行っていました。
何故かだんだん祖母の家に不気味な怖さを感じるようになってきたのです。
その日の夜,夕ご飯の時間から怖くて、眠る時刻が近づくに連れ怖くて仕方なかったのを覚えています。
私の寝る部屋は一階の奥
とても広い畳の部屋でした。
その部屋の周りはコの字型に障子に囲まれていて
障子を開けると横1メートル程の幅が廊下になっています。
部屋の真ん中に親戚の叔母さんと布団を並べて眠りにつきました。
全然眠れない私は布団に潜っていました。
何かの気配を感じて,そっと布団をめくってみると目の前の障子の向こうから私を指さすような指が沢山見えました。
全部の障子から指が見えたのです。
私は隣に寝ている叔母さんを起こして指があるから怖いと説明したと思います。
叔母さんは障子を開けて廊下を見てくれましたが何も変わった様子は有りません。
叔母さんが起きていると指は消えてしまうのです。
気を取り直して再び寝ようとするのですが、私はもう一度布団から顔を出して見てみるとやっぱり見えたのです。
どうやら私にしか見せないたくさんの指。
今でも鮮明に覚えています。
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