学校に行けなくなっても、子供が変われる方法はある
こんにちは、ジュリアンです!
以前に中学の先生をやっている友達やいろんなお母さんにお話を聞いても、
クラスに2~3人は不登校の子がいると聞いて、その度に胸が痛くなりました。
私が子供の心と体を元気にするという仕事をしているのも、
子供の体が弱くなってきていたり、不登校の子が増えているということを知ってのがきっかけですが、
これだけ不登校が当たり前になり、それを生の声を聞くとやっぱり辛い。
そんな不登校の子もいろんな原因があります。
・体の不調で学校に行けない
・授業がつまらない
・友人関係のトラブルや先生と合わない
・勉強面での悩み
ただ、どれも共通しているのは
『その出来事をどう受け止めているか』
というのを考える必要があります。
不調があっても、心は明るい子もいれば
授業がつまらなくても、学校に行く子もいるし
人間関係でトラブルがあっても、気にしない子もいる
学校の点数が悪くても、なんとかなるだろうって思う子もいます。
その違いは、起きた出来事を真正面から受け止めすぎてしまっているか
受け流せるかの違いが一つあるんだと思います。
じゃあ何で同じ出来事があっても、受け止めすぎてしまう子と受け流せる子は何が違うんでしょうか?
★自己紹介★
何でも受け流せた小学生
私は、アメリカと日本のハーフです。
肌の見た目も黒く、私が子供だった20年ほど前は東京でもハーフの子や外国ルーツの子はそんなにいなかったように思います。
そんな見た目なので、小さい頃から町を歩けばジロジロ見られることは当たり前だったし、
知らない子供には「外人!」とからかわれることも当たり前。
そんな生活が当たり前だった中で小学校3年生の頃、ある日の放課後に緊急でクラス会議が行われました。
先生が発表した議題は「ジュリアン君がジュリ菌と言われ、イジメを受けているんじゃないか」ということでした。
これに一番驚いたのは、たぶん私だったと思います。
何故かというと、私はその時イジメられているという意識が一切なく、
毎日休み時間や放課後に「ジュリ菌ゲーム」という鬼ごっこをしていて、
友達を追いかける側だったので、むしろみんなよりも自分の方が強い奴くらいに思っていました。
それに私は足も速い方だったので、なおさら楽しんでいました。
そんな風に「ジュリ菌」というのをポジティブに捉えていたのが、先生から見るとイジメと映る
それは大人の感覚としては、当たり前だと思うし。
今でも私の目の前でそんなことをされている子がいたら「その言い方は良くないよ」と止めると思います。
でも今思い返せば、子供の受け止め方一つでイジメにもなるし、楽しいゲームにもなるんですよね。
その時は、なぜそう受け流せたのかというと
一つは、心のバリアを作る材料が足りていたからだと思う。
まだその頃は、体力もあったし体の不調も全然なかったので、物事をネガティブに捉えることは全然なかったです。
知らない子に「外人!」と言われても、別になんとも思わなかったし
学校ではみんなの前に出て積極的に発表したり、むしろ目立ちたがり屋な性格だったんですよね。
それが中学に入ると、受け止める子になってしまいました。
中学生になると何でも受け止めるようになってしまった
中学校に上がると私は、だんだん心も体も弱くなっていきました。
その頃は気が付かなかったんですが、よく貧血になったり、お腹の調子を悪くしていたり、人の目を気にして目立たないような生活をしていました。
もう小学生の頃とは真逆で、
小学校の同級生は私のことをいつも元気な子だった言われるんですが、
中学の同級生に話を聞くと、物静かで真面目な子だったよねって言われます。
私の変化は、こちらの動画で詳しくお話させていただいてます。
小学校の頃からお菓子ばかり食べていたことで、最初はその見えないダメージに気づかなかったんですが、中学生になるとその蓄積したダメージが一気にあふれ出てきて、
心のバリアをつくる材料が足りなくなり、だんだん物事をネガティブに考えるようになってきました。
それまで、周りに「外人!」と言われても気にしなかったのが、
「自分はみんなと違うんだ」と気にするようになり
道を歩いていても、どんな時も360度意識をして後ろから誰か来るものなら、その人が不快に感じる前に端に避けて道を開けてあげる。
心の中で勝手に、
絶対に人に迷惑をかけちゃいけないんだと、
自分はこうじゃなきゃいけないんだと決めつけて一人で背負い込んでいたんです。
そうやって日々起こる出来事を受け止めすぎるようになった原因は、
食生活・栄養が関係していたんだと思います。
繊細な心を持った子は、心のバリアを作る材料が足りないと
周りの声や視線が、毎回ノーガードのまま右ストレートのパンチを食らうようにダメージを与えてきます。
そんなパンチを毎日食らってたら、そりゃ学校にも行きたくなくなる子もいますよ。
心のバリアを作る栄養が足りていれば、受け流すこともできるし、
バリアの強い子は受け止めてたものを吸収して自分のパワーとして使うこともできる。
漫画とかで「こんちくしょう!(この畜生)」とか言うキャラですね。
でも今はそんな子は少ないです。
私がトレーナーをしていたサッカーやバスケのような、激しく相手とぶつかり合うようなスポーツでも、なかなかそんな子はいませんでした。
それがケガを繰り返して接骨院に来るような子はなおさら、バリアが弱いです。
そんなバリアの弱い子たちに食生活・睡眠・運動のアンケートを取ると、
その中でも必ず共通しているのは食生活の問題でした。
じゃあ、食事を良くして栄養を摂ればそれで解決するのかというわけではありません。
「今日から子供の食事を変えましょう!」で本当にこの問題は解決するんでしょうか?
それじゃあお母さんたちは子供のご飯を頑張っていなかったんでしょうか?
そんなことはないです!
もうお母さん、お父さんも十分頑張ってるんだから・・・
全部ちゃんとしてなきゃいけないという空気
もうお母さん、お父さんも疲れてるんですよ。
仕事もちゃんとしなきゃいけない
家事もちゃんとしなきゃいけない
育児もちゃんとしなきゃいけない
もうこれは、ちゃんとしなきゃいけない病と名付けます。
だから仕事では、上司や同僚、部下にも余計に気を遣わないといけなくなって疲れちゃうし、
家事も毎日のご飯、洗濯、掃除をキッチリやらないとダメみたいな空気もあるし、
家でも子供に勉強やらせないといけないって思って、子供のにキツく言ってしまうこともある。
でもそれを毎日やってたら、食事とか栄養のことは手を抜かざるをえないですよ。
逆を言えば、その「ちゃんとしなきゃ」を手放せば栄養・食事のことを少し考える心の余裕ができるんです。
私は元々接骨院でバリバリ働いていて、子供も1歳になるくらいまでは今ほど栄養に気を遣った生活をしていませんでした。
コンビニで菓子パンやお菓子を買うことも普通にあったし、
夜遅くにラーメンを食べに行くというのも当たり前。
そんな私が10年以上務めた接骨院を退職しようと思った理由は、家族の時間をつくるためでした。
週に6回勤務で朝8時~夜は9時、10時まで当たり前のように働いていて、周りからしたらブラック企業じゃん!って言われるかもしれないけど、
私は仕事が楽しいしやりがいがあり過ぎてしょうがなかったんです。
でも子供が生まれて1年すると、主に育児をしていた私の妻はだんだん消耗していき、私もそれを見ていることが段々辛くなってきまいした。
土曜の朝、奥さんが仕事に行く私を見送ってくれる時も
「早く帰ってきてね」と元気のない声で言うのが、自分にとっては耐えられなかったんです。
そして私もそれだけハードな生活をしている中で、子供の栄養を考えてあげられる余裕はなかったです。
とりあえず食べられそうなものを作って、休みの日は好きなものを食べての繰り返し。
でも転職してからは、土日も休みになり夜は家族で一緒に過ごせるようになり、栄養のことも考える余裕ができました。
私は転職という手段がありましたが、みんながみんな仕事を変えられるわけではありません。
だからその人によって心の余裕の作り方ための答えは違うけど「そんな簡単に言わないでよ」って諦めないでほしい。
何かを手放すということが、ちゃんとしなきゃ病から抜け出す一つの方法だと私は思います。
不登校の子にはどうしたらいいのか
私は不登校であることがいけないとは全く思っていません。
不登校でもやりたいこと、夢中になれることがあればその方が良いんですが、将来に希望がないというような子はサポートしてあげないといけないともいます。
以前にもこんな記事を書かせていただきました↓
子どもが不登校の場合まずは、
お母さんお父さんが「ちゃんとしなきゃいけない病」から抜け出すこと、
その次に食生活を見直すことが大事です。
仕事、家事、育児は基本60点でいい!
仕事も頑張らなきゃいけない時は頑張ればいいけど、
毎日100点なんて疲れちゃいます。
家事も掃除する頻度を半分に減らしても、誰も死にはしません。
子どもの勉強も、頭の良い人が幸せになれるとは限りません。
頭の良い人が幸せになれるなら、発展途上国の子供たちは全員不幸だということになってしまいます。
お母さん、お父さんにとっては人生で何が一番大事ですか?
仕事?
お金?
勉強ができること?
これはみんな普段あんまり考えないことだと思います。
でも一度立ち止まって考えてみてください。
自分の人生で一番大事なものってなんですか?
これはすぐに見つかることじゃないし、タイミングによって変わると思います。
私も1年2年、自分と向き合ってだいたい見えてきたかなという感じです。
それを探しながら、食事や栄養を少し考えてあげられるだけで、
子供は絶対に幸せになれます!
心のバリアが強くなって、もしかしたら学校に行けるかもしれないし
学校に行かなくても他に夢中になれることを見つけられるかもしれない。
だから諦めないでください。
諦めさえなければ、今何ができるのかが見つかります。
もしお母さん、お父さんが「ちゃんとしなきゃいけない病」から抜け出せない時はいつでもご相談ください。
それでは。
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これまでの人生でたくさんの人の心に触れてきました。 まだまだ経験不足な所はありますが、noteを通してこれからもっとたくさんの人の心に触れ、そのパワーで1人でも多くの人を幸せになってもらえればと思います。