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綿毛ハンター

タンポポの綿毛の季節、到来。

発見するとジッと観察。
飛ぶ綿毛か 飛ばざる綿毛か。

太郎の吐息、春風の代わり

飛ぶと判断すればそ~っと吹いて
タネの旅立ちをいつまでも見守っている。

まだ飛ばないとの判断ならば
「またね」と声かけてしばしの別れ。

期が熟すのを待てるって素敵だ。

「ワタゲはタネなんだよ」
「タネはとおくまでとんでいって、たんぽぽがさくんだよ」

色んなところで仕入れたネタを共有してくれる太郎に「うへっ そうなの?!よく知ってますな」と大袈裟にリアクションしてみるも「かかが教えてくれたんじゃないか」と怪訝な顔されることもしばしば。

「タネはどこまでとんでいくのかな」
「おそらのたかいたかいのとこまで、いけるのかな」

ここはTOKYO、大都会。
けれど太郎のように“みどりの目”を持てたら、
小さな自然のワンダーをたくさん見つけられるのだ。

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