No.11「公立で取り入れたイエナプラン教育 1/2」
こんにちは、あーさーです。
前回は、今の教育に必要なことは「柔軟性」と「選択肢」の2つなのではないだろうか?と考えていることについて綴りました。教育や子育てについて想いのある方に読んでいただけると嬉しいです。
No.10「今の教育に必要なこと」|あーさー先生 (note.com)
さて、今回は、私が公立の小学校でイエナプラン教育を取り入れてみた実体験について綴っていきます。今回と次回の2回に分けて投稿します。
(偉そうに言っていますが、私は、イエナプラン教育について知識や実績があるわけではありません苦笑。どういう教育なのか知りたい方は、この記事ではなく、リヒテルズ直子さんの「今こそ日本の学校に!イエナプラン実践ガイドブック」を読むことをお勧めします。)
公立小学校で働いている中で、「一斉授業」について疑問を抱いていました。なぜ、同じ年齢というだけで、同じ学習内容を同じペースで、さらには同じ姿勢で座り、同じ方向を向いて学ばないといけないのだろうか?どう考えても同じことを求めるには無理があるなと感じていました。けれど、「学校はこうだ。」という子どもながらに埋め込まれた意識のせいで、その状況に疑問を抱くことすら気づかず、できていない子をどうにかしようとしたり、できている子には待つことを強制したりという根本的にズレた指導が生まれていました。
公立学校の様々なことに対して「なぜ?」と思うようになり、「もっと、子どもたちに選択肢を与えていきたい。自分らしく過ごさせたい。」と思うようになり、外の教育に目を向けた時にオルタナティブ教育と出会いました。
その中でも、イエナプラン教育と日本の教育を混合させれば、私が実現したい子どもたちの未来への可能性が広がるのではないかという希望が見えました。
そして、2018年~2023年の5年間をかけて、いくつかの取り組みを公立小学校で実践してきました。その中で3つの取り組みを紹介します。
①人と人とを繋ぐ対話
イエナプラン教育と赤坂真二さんや深見太一さんの「クラス会議」を参考にしました。当時、私の隣の教室が空き教室で、管理職から使用許可をいただいておりましたので、常時、椅子を円にして置いてありました。
登校してきた子どもたちは、朝の支度を終えると隣の部屋の集まり、サークル対話の準備を始めます。朝の会は設定していなかったので、朝の会の代わりに円座でお互いの顔を見ながらのサークル対話を始めます。その時の子どもたちの様子で健康観察を行っていました。
また、学級会などで話合いをしたい時も隣の部屋に移動して、円座で話し合いました。この際に「クラス会議」を取り入れていました。
これらの経験をした子ども達は、どの場、どのタイミングであっても、自然と顔を向き合わせて対話をするようになりました。例えば、休み時間におしゃべりをしたい時、プロジェクト活動(係活動)などの案を考える時、委員会活動など、教室の脇や外でも、校外学習先でも自然とお互いの身体の向きを向き合わせて話すようになります。こうした姿は、相手の存在を敬いながら対話をしているように見えます。
次回は、今回の続き「学習の自由化」と「環境の自由化」を投稿します。
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