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夕飯から始まった人生観。

一人暮らしを始めてから、ミニキッチンで料理はしにくいものの、
鍋くらいなら出来るので、昨日は水炊きをしました。

水炊きじゃなかった

友人に「今日は水炊きやったー」と鍋写真を送ると「はりはり鍋」との指摘がありました。

あれ?

はりはり鍋=豚肉と水菜の鍋……らしく。

たしかに豚肉と水菜を用意していました。

私「ふぐ入ってるのがはりはり鍋ちゃうのん?」
友人「いや、それてっちり

私の水炊きの認識=
昆布で出汁をとったものに具材を入れてポン酢で食べる。

水炊きは、鶏ガラを煮込んで白湯スープみたいにして食べる鍋らしいです。。

恥ずかしい。

鍋好きを自称していた自分が恥ずかしい。

挽回のために友人が知らないであろう郷土料理を並べまくってその後の話を続けました……恥の上塗り……。

だけど、こうやってお互いの知らない料理を話したり、
それで食べたい料理が生まれるのっていいなって思いました。

これぞ、食べニュケーション。

友人が言うには大阪が出汁文化なのは、水が美味しいからだそう。
東京は水の問題があって醬油が濃くなった説があるのだとか。

知らないこといっぱいあります。

食べニュケーションは、知らないことは頭が食べていくのね。

こうして、定期的に友人に夕食を報告(勝手に)すると、
今晩も(簡単だけど)「なんか料理しよ」ってなります。

一人暮らしのミニキッチンで作ることを面倒くさがっていました。
だけど、作ってそこから話が広がってゆくのが楽しいです。

少しは手の加えたものを作ると食べるものは美味しいです。
そういう気持ちを大切にしていきたいです。

生活はたのしい。
家事の一つひとつが(あまり真面目に、熱心には出来ませんが)生活を張り合いのあるものにしてゆく感覚が好きです。

家電製品で便利になったとはいえ、手を抜く理由にはなりませんよね。書いていて耳が痛いですし、ブーメランで突き刺さってきますけれど。

飛躍しますが、時間を消費して生活するのが人だから、
時間を食べている、という感覚が私にはあります。

美味しいご飯を食べて。
友人と語って知識を得て。
時間を食べて生活している。

ほんとうにささいな日常かもしれないけれど、
私にとっては何より大切なこと。

1分1秒も無駄にはせず、美味しく頂ければいいな、と思っています。

それが出来てさえすれば、いつ、何が起こっても後悔はありません。
生活を楽しむのって最強ですね。
私はそれは諦めない。

あー、今晩は何を食べようかなぁ。

#おいしいはたのしい

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kirinboshi
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