きりん

大学入試数学を個人的に研究しています。 東京大学 工学部計数工学科所属

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最近の記事

【2024年大学入試数学】 東京大学 理系数学を解いてみた

受験に向けての勉強お疲れ様です。大学入試数学を個人的に研究しているきりんです。今回は東京大学(理系)の数学を解いてみたのでその感想を述べていこうと思います。なお、自分の感じた難易度をつけています。難易度の基準は以下の通りです。 【難易度】 (簡単) A ⬅️ ➡️ E (難しい) で表していきます。目安としては Aレベル:正答率80~100% Bレベル:正答率60~80% Cレベル:正答率40~60% Dレベル:正答率10~40% Eレベル:正答率0~10%(捨て問) 問

    • 【2024年大学入試数学】共通テスト数学ⅡB(本試)を解いてみた

      受験に向けての勉強お疲れ様です。大学入試数学を個人的に研究しているきりんです。今回は2024年共通テスト数学ⅡBを解いてみたので、感想をまとめたいと思います。問題文は予備校等の公表しているものを参照してください。この記事では、問題ごとに自分の感じた難易度を付けています。まだこの問題を解いてないという人は過去問としての価値が下がってしまうので、見ないようにしましょう。 【難易度】 (簡単) A ⬅️ ➡️ E (難しい) で表していきます。目安としては Aレベル:正答率80~

      • 【2024年大学入試数学】共通テスト数学ⅠA(本試)を解いてみた

        受験に向けての勉強お疲れ様です。大学入試数学を個人的に研究しているきりんです。今回は2024年共通テスト数学ⅠAを解いてみたので、感想をまとめたいと思います。問題文は予備校等の公表しているものを参照してください。この記事では、問題ごとに自分の感じた難易度を付けています。まだこの問題を解いてないという人は過去問としての価値が下がってしまうので、見ないようにしましょう。 【難易度】 (簡単) A ⬅️ ➡️ E (難しい) で表していきます。目安としては Aレベル:正答率80~

        • 【超良問】東大数学史上最高傑作ともされる2020年度入試を語る

          今日はいつもとは異なり、少し雑談したいと思います。今回のトピックは東大数学2020です。数学に関する内容ですが、数式を一切使わない記事になると思います。また、解説も一切しないつもりですので、気楽に読んでください。 最高傑作との出会い僕の考える東大数学史上最高傑作となる問題セットは2020年度入試だと考えています。その理由は大きく分けて2つありますが、それは後ほど述べるとして、まずはこの問題との馴れ初めを紹介していきます。 実は、2020年度入試は僕が初めて解いた東大数学です

          【大学入試問題解説】2変数関数(出典:東大・文系2000年第2問)

          こんにちは。今回は東大の問題を取り上げて2変数関数について解説していきます。 問題まずは、問題を見てみましょう。余裕のある人は下にスクロールせずに自力で解いてみましょう。 概要出題範囲:関数(I)、座標平面(II) 難易度:7 (1 ⇦ 簡単  難しい ⇨ 10) 標準解答時間:25分 2変数関数の基本問題です。2変数関数は高校数学ではあまり習うことのない内容ですが、難関大の入試問題では度々出題されるテーマですので、しっかりと解けるようになっておく必要があります。 解

          【大学入試問題解説】2変数関数(出典:東大・文系2000年第2問)

          【大学入試数学解説】第n次導関数を漸化式を用いて求める(出典:東大・理系2005第1問)

          こんにちは。今回は東大の問題を取り上げつつ、第$${n}$$次導関数と漸化式の活用について解説していきます。 問題まずは、問題文を見てみましょう。余裕のある人は下にスクロールせずに自力で解いてみましょう。 概要出題範囲:微分法(Ⅲ)、数列(B) 難易度:9(1 ⇦ 簡単  難しい ⇨ 10) 標準解答時間:30分 第$${n}$$次導関数を求めるという入試問題としてはありがちな問題で、漸化式を求める(1)までは絶対に拾いたい問題。(2)で連立漸化式を解くことになるがここ

          【大学入試数学解説】第n次導関数を漸化式を用いて求める(出典:東大・理系2005第1問)

          【2023年大学入試数学】 東京大学 理系数学を解いてみた

          受験に向けての勉強お疲れ様です。大学入試数学を個人的に研究しているきりんです。今回は東京大学(理系)の数学を解いてみたのでその感想を述べていこうと思います。なお、自分の感じた難易度をつけています。難易度の基準は以下の通りです。 【難易度】 (簡単) A ⬅️ ➡️ E (難しい) で表していきます。目安としては Aレベル:正答率80~100% Bレベル:正答率60~80% Cレベル:正答率40~60% Dレベル:正答率10~40% Eレベル:正答率0~10%(捨て問) 問

          【2023年大学入試数学】 東京大学 理系数学を解いてみた

          【2023年大学入試数学】 早稲田大学 理工学部 数学 大問1解説

          受験に向けての勉強お疲れ様です。大学入試数学を個人的に研究しているきりんです。今回は早稲田大学理工学部の大問1の解説をしていこうと思います。なお、自分の感じた難易度をつけています。難易度の基準は以下の通りです。 【難易度】 (簡単) A ⬅️ ➡️ E (難しい) で表していきます。目安としては Aレベル:正答率80~100% Bレベル:正答率60~100% Cレベル:正答率40~60% Dレベル:正答率10~40% Eレベル:正答率0~10%(捨て問) 問題概観 この問

          【2023年大学入試数学】 早稲田大学 理工学部 数学 大問1解説

          【2023年大学入試数学】共通テスト数学ⅠAを解いてみた

          受験に向けての勉強お疲れ様です。大学入試数学を個人的に研究しているきりんです。今回は2023年共通テスト数学ⅠAを解いてみたので、感想をまとめたいと思います(解説等はしていません)。なお、問題ごとに自分の感じた難易度を付けています。まだこの問題を解いてないという人は過去問としての価値が下がってしまうので、見ないようにしましょう。 【難易度】 (簡単) A ⬅️ ➡️ E (難しい) で表していきます。目安としては Aレベル:正答率80~100% Bレベル:正答率60~100

          【2023年大学入試数学】共通テスト数学ⅠAを解いてみた