映画『グランメゾン・パリ』を観て、料理への愛と挑戦心を取り戻した話
最近は実用書を読むことが多く、小説やエッセイなどに触れる機会が少なくなってきました。しかし、読書を通して得た知識や感動は、日々の暮らしを豊かにしてくれ、心打たれる作品も多くあります。
先日も、そんな心を揺さぶられる作品に出会いました。映画『グランメゾン・パリ』。そう、あの「グランメゾン東京」のその後の物語です。
あらすじと感想(ネタバレなし)
舞台は、美食の国フランス・パリ。三ツ星獲得を目指す「グランメゾン・パリ」ですが、異国の地での挑戦は容易ではありません。満足のいく食材の調達、文化の違い、そして立ちはだかるライバルたち。そんな逆境の中、尾花シェフ(木村拓哉さん)は、かつての師との約束を果たすため、己の料理人生の全てを賭けた戦いに挑むという物語。
ストーリー展開としては、王道で予想通りの部分もありました。それでも、ぐいぐいとスクリーンに引き込まれていくのは、登場人物たちの料理に対する情熱と、それを支えるチームワークの熱量が、画面を通してヒシヒシと伝わってきたからです。
そして、何と言っても圧巻なのは、ため息が出るほど美しい料理の数々!グランメゾン東京のときも感じましたが、作品の中の料理は、まるで芸術品のようで、見た目だけでなく、パイのサクっとした感覚を始め、五感を刺激してきます。普段から料理(家庭料理ですが)をする私にとって、その美しさ、そして食材の組み合わせの妙は、驚きと感動の連続でした。
この映画を観て、改めて料理の持つ力を実感しました。美味しい料理は、人を笑顔にします。それは、国境も言葉も超えて、人と人とを繋ぐことができる、まさに魔法のようです。
料理が上手くなりたい、そう思わせてくれる映画
「よし、もっと色々な料理に挑戦してみよう!」
映画を観終わった後、自然とそんな気持ちになりました。誰かのために心を込めて作る料理。それは、私にとっての生きがいであり、たくさんの人に笑顔と元気を届けることができる、かけがえのない存在なのかもしれません。
次のキャンプでは、新しいメニューに挑戦してみようかな。そして、いつか本場のパリで、フランス料理を味わってみたい。そんな夢を抱きながら、今日も私は、料理を作ります。