見出し画像

雪中キャンプとすき焼き - 本の温もりと自然の寒さが織りなす時間 -

今回は、先日体験した忘れられない雪中キャンプについてお話ししたいと思います。

冬の寒空の下、真っ白な雪に包まれたキャンプ場で、焚き火の暖かさを感じながら、すき焼きをいただく。それは思い出に残る特別な時間でした。

道中で見かけた寒そうなワンコ

雪中キャンプの準備は万全に!

雪中キャンプの寝床

雪中キャンプは、通常のキャンプとは異なる準備が必要です。まずは、防寒対策を徹底的に行いました。厚手のダウンジャケットや防寒着はもちろん、保温性の高い寝袋やマットも必須です。また、雪上での滑り止め対策も重要です。靴には滑り止めスパイクを取り付け、テントのペグも雪にしっかりと固定できるものを選びました。

寝袋はNANGA AURORA light 450 DXを使用。3シーズン用で快適温度0℃なので、これだけだと肌寒いですが、湯たんぽを使うことで暖かくして寝ることができました。やはり直火でも加熱できるマルカの湯たんぽが最強です。

湯たんぽはキャンプ用にと買いましたが、自宅でも大活躍しています。朝までぽかぽかなので、寒い地域に住んでいる方には本当におすすめ。

自宅でも大活躍の湯たんぽ

食料の準備も抜かりなく。今回は、冬の定番、すき焼きを作ることにしました。事前に必要な食材をすべて準備し、クーラーボックスに入れて持ち運びます。すき焼きの割り下は、自宅で手作りし、保温できる容器に入れれば、キャンプ場で温めるだけで美味しくいただけます。

雪中キャンプの醍醐味

キャンプ場に到着すると、そこには一面の銀世界が広がっていました。静寂の中で聞こえるのは、焚き火がパチパチと音を立てる音と、自分の呼吸の音だけ。街中では得ることのできない、自然と一体になれる貴重な時間です。

テントを設営し、コーヒーを飲みながら持参した本を読み始めました。暖かい飲み物と本の組み合わせは、冬のキャンプをさらに豊かなものにしてくれます。

その日読んだ本は、鈴木祐さんの『無』。特に印象的だったのは、「第二の矢を射たない」という言葉です。何か嫌なことが起きた時、私たちはついその出来事に対してネガティブな感情を抱き、さらに自分を責めてしまうことがあります。しかし、最初の出来事(第一の矢)は避けられないとしても、それに続く自己否定(第二の矢)は自分自身でコントロールできるのだと気づかされました。

日が暮れ始めると、いよいよすき焼きの準備です。鍋に火が通り、美味しそうな香りが辺りに漂い始めると、食欲がそそられます。

アツアツのすき焼きを口にすると、体の中から温まります。美味しい食事をする時間は、何にも代えがたいものです。

雪中キャンプを通して感じたこと

今回の雪中キャンプを通して、改めて自然の厳しさと美しさを感じました。寒さとの戦いでしたが、その分、達成感も大きかったです。また、本を持ち込むことで、より贅沢な時間を堪能することができました。

読書は、私にとって心の栄養源です。好きな本の世界に没頭することで、ストレスを解消し、新たな視点を得ることができます。キャンプは、そんな読書の時間をさらに豊かなものにしてくれます。

雪中キャンプとすき焼き。自然の中で過ごす時間は、多くの「気づき」と「感動」を与えてくれます。

もし、この記事を読んで雪中キャンプに興味を持った方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度チャレンジしてみてください。防寒対策をしっかり行い、安全に楽しんでくださいね。

いいなと思ったら応援しよう!