私は小説と生きている。
『私は小説と生きている』
私にとって小説とは、世界を創造する文字の芸術だと考えております。
それゆえ、いい作品には心を動かされた直後には、すでに指が動き出し、気づけば小説を執筆してしまっている始末です。
(おかげで、深夜まで執筆してしまっているせいか、MONSTERパイプラインパンチばかり飲んでいる気がします)
そんな私が、最近購入しました小説の紹介をさせて頂きます
執筆のインスピレーションのもととなっておりますので、ご興味のある方は是非とも読んでみてください!
①たゆたえども沈まず(著:原田マハ)
1冊目は原田マハさんの『たゆたえども沈まず』です。
内容としましては、19世紀末のパリにて、浮世絵を引っ提げて世界へと挑む画商の林忠正と助手の重吉と、日本に憧れを持ち、自分だけの表現を求めるゴッホと、その弟テオの4人が織りなす、名画誕生を描いたアート小説となります。
美術に関しての知識と文章の表現力が、作家の中でも群を抜いております。
絵画が好きな人にとっては、たまらない一冊です。
②ジヴェルニーの食卓(著:原田マハ)
2冊目はまたも原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』です。
内容としましては、印象派の巨匠モネ、マティス、ドガ、セザンヌの4人の美の謎を色鮮やかに描き出した短編集となります。
語り手は、画家の近くにいた女性たちであり、そこから美術史や評伝からは見えてこない画家の素顔や人生、創作の秘密などを鮮やかに描いた作品です。
③恋愛寫眞(著:市川拓司)
3冊目は市川拓司さんの『恋愛寫眞』です。
内容としましては、東京とニューヨークを舞台の、写真をテーマとした恋愛小説となっております。
素直に人を愛する喜びを美しくも切なく描いた作品で、言葉選びが秀逸です。
こちらの作品は映画化もされております。
④口笛の上手な白雪姫(著:小川洋子)
4冊目は小川洋子さんの『口笛の上手な白雪姫』です。
内容としましては、不器用に生きる主人公たちを描いた短編集です。
世界観が独特なため、非常に好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
以前、チェスをテーマとした『猫を抱いて象と泳ぐ』を読んで、ハマりました。
以前の取材記事が載っていたので、掲載いたします。
皆さんは、小説とどうお過ごしでしょうか?
私事ではありますが、長編小説『窓際席のアリス様』をようやく書き終えることが出来ました。(※全41話を予定しております)
これも読者の皆様の応援があってこそです!
今後とも、よろしくお願い致します!
静 霧一