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3ヶ月で57本!?スタートアップの採用広報がPodcast平日毎日配信にコミットした理由と裏話

AcompanyのHRBPでカルチャーと採用広報を担当している戸田(@kirichisa_acy)です。自己紹介はこのnoteにまとめたので割愛します。

このnoteはAcompany Advent Calender 2024 7日目の記事です🎄
クリスマスまで毎日バラエティーに富んだAcompanyメンバーの記事が発信されている(いく)ので、ぜひ合わせてご覧ください🎅


このnoteは何?

2024年8〜10月の3ヶ月間、AcompanyのPodcast3番組で「平日毎日配信」にチャレンジしました。このnoteを読めば、なぜいちスタートアップがPodcastでの採用広報にここまで力をいれるのか?、お分かりいただけると思います。配信までの流れも紹介するので、Podcast配信に興味のある方の参考にもなれば幸いです。

Podcast採用広報の特集でYouTubeに出演(後述)した時のスライドを使いながら説明します。

スタートアップがPodcast平日毎日配信!?

早速ですが、このチャレンジをなぜ選んだのか、主な理由は2つです。

  1. 他にない話題性を狙う
    スタートアップで毎日Podcastを配信している会社は知りません。実現すれば、Acompanyの採用広報ブランディングになると考えました。

  2. 既存のリソースを活用できる
    Acompanyでは以前からPodcast番組を3つ運営しており、そのうち2つの番組を私が担当していました。私がコミットして配信数を増やせば、実現可能な位置にいたため、この目標が射程圏内でした。

そして、実際に3ヶ月間この目標にコミットし、全週の毎日配信は叶わなかったものの、私が担当する2番組で合計32本、Acompany全体では57本!を配信しました。(8〜10月の平日は62日あったので、あと5本でコンプリートでした!が、夏休みや体調不良があったのでやむなし。。)

8月には「狂気的にPodcastをやっている!」と称され(?)、採用広報がテーマのYouTube番組に出演することができました。1の「他にない話題性」を出せたのでは?と思っています。(動画は最後にご紹介します)

AcompanyのPodcast紹介

Acompanyは元々Podcastに力を入れており(その理由は次章で熱弁します)、3つの番組を運営してきました。ここでは、それぞれどんな番組なのかをご紹介します。SpotifyとAppleのPodcastで配信しているので、ぜひ一度聴いてみてください!

アカントピック

一番歴史の長い番組で、2年前からやっています。途中でパーソナリティを引き継ぎ、1年半ほど私が担当しています。今期はアカントピックのメンバー深堀回を中心に配信しようと思っています。

アカントピックの概要

カルチャー担当のラジオ

「カルチャー担当」というポジションの認知獲得や、Acompanyのカルチャーについて発信する目的ではじめました。他社のCEO、CAO、そして課題図書の監修者と、社外ゲストとのコラボ回を3回実現しています。

カルチャー担当のラジオの概要

アカン経営トピック

CEO高橋がひとりではじめた番組ですが、今はマーケティング兼CEO室の水元という強力なパートナーとともに運営しています。公開収録イベントまで行える、フォロワー100人超えの人気番組です。

アドカレのバトンを受け取った水元のnoteにその様子が載っているので、よかったらこちらもご覧ください。

カルチャー担当のラジオの概要

アカン経営トピックがすでに月・木曜日に定期配信をしていたため、私の担当する2番組で火・水・金曜日に配信できれば、平日毎日配信となる状態でした。そこで3ヶ月間、以下のスケジュールで配信できるよう週3本収録・配信することに決めました。

AcompanyのPodcast配信表

なぜPodcastで採用広報なのか?

ここで、なぜAcompanyがPodcastに注力しているのかを熱弁したいと思います。

一言で言うと「Acompanyは『GoodではなくGreat』な会社を目指しているから」です。Greatを目指すことは、行動指針の中でも優先度No.1にある、Acompanyの核となる考え方です。ただ、これだけではPodcastと繋がらないと思うので、Acompanyの根底にある大切な考え方とともに説明します。

GoodではなくGreat

「Greatな会社」になるには?

Acompanyが「Greatな会社」になるためには、経営の3軸である「チーム」「カルチャー」「事業」をバランスよく機能させ、高め続けることが不可欠です。

その中でも、起点となるのは「チーム」です。
Greatなチームが、GreatなカルチャーとGreatな事業を創り、ひとつのGreatな組織として成長しながら歯車を回し続けます。(事業で勝ち続ける、とも言う)その結果、圧倒的なスピードと成果で非連続な未来を創り、Acompanyは「Greatな会社」へと進化します。

「選ばれる会社」

Greatなチームのために、最も重要なのは、「選ばれる会社」であることです。具体的には、「Greatなカルチャーや事業を一緒に創っていけるAcompanyにマッチする人」に選ばれる必要があります。

そのための採用広報として、以下のポイントをしっかりと発信したいと考えています。

・Acompanyではどんな人たちが活躍しているのか
・どういうことが評価されているのか
・どんな人がAcompanyにマッチするのか

Acompanyの発信のポイント

では、どう発信するか?

単に「Acompanyは働きやすいですよ!」「こんなにいい会社ですよ!」と伝えるだけでは、裏付けがなかったり、具体的な実感が湧かなければ共感を得ることはできません。また、どんなに魅力的な事業があったとしても、一緒に働く人や社内の雰囲気は、会社選びにおいて非常に重要な要素です。

なぜ「Podcast」なのか?

発信のための各プラットフォームの特性を比較した結果、Acompanyの魅力を最もリアルに、かつ多面的に伝える手段として、「Podcast」が最適だという結論に至りました。Podcastであれば、Acompanyのカルチャーや働く人々のリアルな対話、価値観を「声」で直接届けることができます。

各プラットフォームのメリデメ

視覚的要素も含めて情報を伝えられるYouTubeは、一見すると最適解に思えるかもしれません。しかしYouTube配信を行うのは、時間的・金銭的コストが非常に高く、現実的ではありません。

一方で、Podcastは視覚的な要素こそ少ないものの、「声」にはその瞬間の感情や雰囲気が乗るため、伝わる確度は高いと考えています。さらに、時間や場所を問わずアクセスできる利便性もあり、候補者にとっても親和性が高いメディアです。

配信のハードルが低く、コストを抑えられる点も大きなメリットと言えます。さらに、Podcastの内容を文字起こしして記事化することで、noteでの発信にもつながり、より幅広い層に届けることができると考えています。

これは私がPodcast配信をする個人的メリットですが、Podcastを1本配信するのと、1本記事を書く(このnoteもかれこれ6時間くらい書いている)のでは、Podcastの方が圧倒的に早いので、スタートアップとしてアウトプットのスピードを重視する意味でも、メリットがあります。

配信までの流れ

実際、Podcastにどれくらいの工数をかけ、どんな流れでやっているのかをご紹介します。ここで紹介するのは、もともと人と話すのが好きで、その場の雰囲気を大事にしたいという私の性格ありきの方法であることをご理解ください。(台本はほぼなし)

配信までの流れ

どの番組にもパートナーまたはゲストがおり、対話形式で収録しています。相手のスケジュールとしては1本あたり1時間を取ってもらい、その時間内の冒頭5〜10分程度で打ち合わせをしてから、本番収録を行ないます。以前はDiscordのCraigで録音していましたが、音が飛んでしまいダメになったことが何度かあったので、最近はZoom録画を利用しています。

基本的に編集が必要ないように話し、オープニング曲や音量調整などの編集をインターン生にお願いしています。
週明けに編集を確認し、必要であれば微編集(カット編集は自分で by Audacity)、そして配信時の概要やタイトルを(nottaで文字起こし→txt形式でダウンロード→ChatGPTの力を大いに借りて)作成し、Spotifyで配信します。配信後はXでの宣伝や社内周知を行います。私は慣れていると思いますが、それでも1本あたり3時間ほどかかっています。(編集時間は除く)

社内広報でもあるから頑張れた

社外の方に聴いてほしいのはもちろんですが、Podcastには社内広報の役割もあると思っています。

すべての番組で、経営の3軸である
1. チーム(メンバーの人となり)
2. カルチャー(大切にしている考え方、価値基準)
3. 事業(ビジネスや技術)
の観点で発信しているため、

メンバーがAcompanyについてさらに知る機会
Acompanyの大切な考え方を不定期的にリマインドできる機会

にもなると考えています。

また、雑談も含め、社内で話している様子のまま社外に公開している状態なので、メンバーにとって「この会社は透明性がある」と感じてもらえたらと思っています。

Podcastの影響効果

Podcastをはじめたいあなたへ

Podcast配信は、番組の型や収録環境を整えればすぐに始められるので、おすすめです。収録環境としては、マイクとアームを買いました。合わせて1万円程度の初期投資です。あとはいつもの環境でできています。

Podcast採用広報をはじめたい方へ

私の使っているマイクは廃盤になっているようですが、スペックの参考になればと思うのでURLを載せておきます。

コンデンサーマイク(音を忠実に再現するために特別に設計されており、鮮明で自然な音声を届ける)」かつ「単一指向性(マイク正面から入ってくる音に敏感に反応してノイズと区別することで、発信者の声をはっきりと集音することができる)」が良いと思います。

宣伝

(出演した採用広報のYoutube番組が公開されたらここに貼ります)

Acompanyでは「冬の採用強化祭り」をやっています!もしAcompanyにマッチするかもとピンと来た方がいましたら、ぜひ採用サイトもご覧ください。Podcastについての相談でもOKなので、気軽にXのDMやカジュアル面談のお申し込みいただけたらと思います。Acompanyに入社して、一緒にメンバー深堀回を収録しましょう!


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