一緒に抑うつポジションしない?
抑うつポジションとは精神分析の用語です。
心理士・師の業界では、そこそこメジャーなワードです。
分析的なオリエンテーションではない方も、受験やらで暗記したことがきっとあります。
(でもそれっきりでしょう)
分析的なオリエンテーションの心理職だと、詳しく概念を理解しています。
実感として、あ~これが抑うつポジションかぁ~。
というところまで分かるには私の場合、理論の学習やスーパーバイズのみでは難しかったです。
自分のセラピーを受けることを通して、あ~これか、これが抑うつポジションね。これだったのね。と腑に落ちました。
腑に落ちたときの抑うつポジション感はなかなかに味わい深かったです。
「抑うつポジションを実感できる」は「自転車に乗れる」くらいクオリティオブライフを向上させてくれるスキル、カードに思います。
(つまりお前は自転車に乗れない大人だったのか。と突っ込みが入ります。)
自転車に乗れると一気に行動範囲が広がり、楽しくなりました。
(一度覚えてしまえば、乗り方は忘れないのが不思議)
だから、「抑うつポジション、いいよ」とおすすめしたいのです。
「あなたも一つどう?抑うつポジション」
「一緒に抑うつポジションしない?」
うーん、なんか変。
抑うつポジションって言葉がなんだかとっつきにくいのが残念です。
(精神分析は言葉がコムズカシイんですよね。妄想分裂ポジション、羨望とか・・・とっつきにくい印象を与えてしまう場合が結構あるような気がします。体験はシンプルなんだけど)
今流行りのマインドフルネスにもかなり重なるところがあるように思いますが、ちょっと違うんです。
一緒にマインドフルネスどう?
だとしっくりきますねえ。
精神分析嫌いじゃないよ、触れてみたいな、でもがっつりやるのはまだちょっとなあという方はぜひ、ご連絡ください。
(すでにがっつりやる気のある方には、当室は視野に入らないと思います。アウトオブなんとかです。)
抑うつポジションの説明はしないのかよ。と自分に突っ込みながら記事を終わります。