就活しんどい
初めまして、こんにちは。
絶賛内定なしの、就活生です。
ちなみに、第一志望の企業は、先日一次面接で落ちました。
世知辛い。
皆さんは、就活、しんどくないですか。
もしくは、しんどくなかったですか。
私は引きこもり体質のインキャなので、家から出るハードルがまず高い。
説明会に行くことも、旅行に行くぐらいの気合いを入れていかないといけません。
毎日毎日、堅苦しいスーツに身を包んで、慣れない場所へ向かう。
精神の磨耗が凄まじい…(気がする)
そんな奴が、「就活」。
世の就活生の方、応援してます。
世の社会人の方、初めて尊敬しました。
今日は、ある出版社の一次面接に行って来ました。
席に着くと、偶然隣になった女の子から話しかけられた。
「出版社を中心に見てるんですか?」
話しかけられたことが嬉しくて舞い上がった私は
「あ、はい!そんな感じですか?」
と反射的に相手に聞き返した。
するとその子は、すました顔をしながら
「あ、次〇〇(某大手出版社)の最終で…」
!?!?!?!?!?!?!?!?
多分、私がうる星やつらの登場人物だったら、
目から星が飛び出ていたと思う。
「人生で初めて、マウントを取られた!!!!!」
これが、自分の率直な反応だった。
(もちろん、本人に向かってそんなことは言っていない。)
人生で初めて感じるモヤモヤ感に、その時の私の顔は引きつっていたに違いない。
その子も、聞かれたから答えたのだ、と言われればそれまでだし、
きっと、とっても嬉しいことだから、
つい口に出してしまったのかも知れない。
だとしても。
私はもうその子のことを
「面接を一緒に頑張る就活生」
とは見れなかった。
「大手出版社の内定まであと一歩の子」
なんなら「内定者」にまで見えていた。
しかも、その子は集団面接が進むに連れて、
さらに高スペックであることが判明した。
以下、彼女の中・高・大(身バレ防止のためフェイク有)
中学校では弱小バスケットボール部に所属し、
朝5時から夜9時までの練習の末、引退試合で区大会2位にまで上り詰めた。
市の試合では全勝していたらしい。
高校では軽音部に所属し、ドラマーとして
自分で作った曲を毎日学校で流していた。
また、文化祭などでは、舞台のトリを務めるなど様々な功績を積んでいた。
大学では、1年生の頃から出版社でアルバイトをしていて、
実際に自分でインタビュー記事も書いていた。
ちなみに、就活は2年生の春ごろから始めていた…。
らしい。
????????
単純に尊敬した。
引きこもりの私は、多分もう一度人生をやり直しても、
この子のようにストイックに挑戦し続けることはできないだろう。
精々、今よりいい大学に行って、少し変わったサークルに入って、
出版社でアルバイトをするぐらいだ。あとはもっと恋愛がしたかった…。
…つまりは、私に勝ち目などないのだ!!!!!!!!!
就職活動を始めて、まずぶつかる(今もぶつかっている)のが、
他人と自分の「デキ」の違い。
「デキ」と言っても、単に頭の出来が違うだとかの話じゃない。
人生の経験値、好きなものの多さ、(もちろん知識量)…etc
色々なことへ挑戦して、様々な経験値を積んでいること。
どんな「自分らしい」人生を歩んできたか。
私には、その「自分らしさ」が
著しく欠如しているのだ。
(明らかに、自業自得なのだが)
「隣の芝生は〜」なんてよく言うけれど、そんなもんじゃない。
私と他の就活生の差は、芝生どころかもはや荒野だ。ここは嵐が丘…。
大学3年間、サークルも勉強も真面目にできなかった。
「学外活動」なんて、やってみようと言う発想がなかった。
ただただ、「何者」でもない自分を見つめては、
眠れない夜を過ごすだけ。
自身の「空っぽさ」加減と「見栄」だけは、一人前。
結局、就職活動が開始されてから焦り出す「最悪の大学生」
になっていた。
そのくせ、自分のやりたいことだけは一丁前で、
就職活動が始まった昨年の6月から、
「編集者」を目指している。
「編集者」と一概に言っても、
Webの編集者であったり、
神保町にあるような、主に紙の本を出版をする出版社だったり、
電子書籍の編集者であったり…。
分類し始めればきりがないが、
(もはやこの分類が合っているとも思わないが)
とりあえずのところ、
現在の私が目指しているのは「神保町にあるような〜」
出版社だ。
「新卒」の「何者」でもない私は、それくらいの道しか残されていない
と言ったほうが正しいのかもしれない。
(私個人の勝手なイメージかもしれないが)
Webの編集者や、そう言った媒体で活躍している人は、
皆何かしらの「フック」や、今までやってきたことが積み重なり、
周囲から「編集者」と言う「信頼」を得ている。
「出版社(編集者だったかも)は電話と机があればできる仕事〜」
だなんて言っているのを聞いたことがあるが、
空っぽな新卒ペーペーから電話がかかってきて、
「Webの編集者をしているのですが、
寄稿していただけませんでしょうか!」
と言ってきたらどうだろう。
私だったら絶対に電話を切る。
「社会人」に相手をしてもらうには、
何かしらの「実績」や、それを根拠にした「信頼」
または、すべてをぶっ飛ばしてしまうような「面白さ」が必要なのだ。
(あくまで個人的見解で、内定のない一就活生の意見なので
不快に思われた方がいらっしゃたら、バカだな〜と聞き流すか、教えてください)
…書きたいことを書いていたら、随分と話が広がってしまった。
私は今、就職活動で、受かるのかもわからないESを大量に出版社に出して、
受けられるのかもわからない筆記試験のために、必死に勉強して、
企業からの連絡を震えて待っている。
「何かに追われるような感覚」を昼夜、心の中にしまっている。
就職活動をしていて、
自分の「平凡」と向き合い、突き詰めることは、
自分の神経をだんだんと削っていくようだ、と思う。
おかげさまで、軽度のメニエール症も再発した。
今まで甘やかされ、ぬるま湯で養殖されてきた私は、
自分が「平凡」なことは分かっていたけれど、
きっとどこか、そんな平凡な自分が好きでたまらなかったのだ。
「非凡」であるようにいてみても、きっとそれは
中学生が「声優」や「漫画家」を目指すのと同じような
「アリそうでアリエナイ」空想の中にあって、
必死に、本当に心の底から
「非凡」への一歩を踏み出せてはいなかったのだと思う。
そんな私が、自分の「面白い」を疑い、信じ。
今日も自分の神経を削っている。
今までの人生で何にも「齧り付いて」こなかった私は、
今回の「就職活動」で初めて、齧り付きたいものに出会ったのだ。
就活が終わるまで、あと長くて3.4ヶ月ほど。
私は、「何者」かになれるのだろうか。
「就活」を終えても、何者にもなれないのだろうか。
どうなるかは、今の私にはわからないけれど、
少しでも自分の理想の「社会人」に近づけるよう、
もう少しだけ、自分の「平凡」と膝を突き合わせて、話し合ってみようかと思う。