霧の世界から、見晴らしのよい世界へ
こんにちは。かちゆみこです。
皆さんはどんな場所から世界を見てるでしょう?
そこから見える景色はどんな風ですか?
私は長年、霧の中の住人でした。
霧の中にいるから、現実の痛みを感じなくてすみますが、もや~~~っとした感覚が常にあって、人生も空回りの連続でした。
霧の中で幻想を抱き、夢をみて生きてきました。
霧の中にいることにも気づかずに。
一瞬、つかんだと思っても現実では何もつかめてなくて、また、気がつくとぽつんとひとり霧の中にいます。
霧の中でもがきながら、ただただ「妄想」だけが膨らんでいきました。
今、セラピーの学びを続けてきて感じるのは、あのまま霧の中にいることに気づかずにいたら、私は今のように『実感』『実体』をもって、この現実を生きられていなかったということです。
たしかに、霧の外の現実ではいろいろな問題は起こります。
だけど、同時に、目の前の問題に真摯に向き合い、対処できる力を身に付けてきていることも実感しています。
あのもやもやっとした霧の中に包まれて、『夢』を見ているだけで人生を終えていたかもしれません。
私の中の霧を晴らしてくれたのは、出逢ったハートエデュケーションセンター(HEC)の学びの中で①心理学の理論と、②自分の体験・体感のプロセス、そして③安心して気づきをシェアできる場の3つがあったからでした。
私が学んできたHECのセラピー理論では、
と伝えています。
本当にその通り、これまでセラピーのプロセスを歩いていく中で、私自身も驚くような現実のよりよい変化を実感しています。
・夫婦関係の改善
・夫婦のライフワークバランスの改善(私のワンオペ育児・主人のワーカホリックがゆるむ)
・家族関係の改善(親子も兄弟間も)
・あがり症・過緊張の改善
・少しづつ、自分の仕事も回り始める
・思いもよらないところから『ミッション(使命)』がやってくる
などなど
霧の中にいると、痛みや真実を見なくて済むので、どこか居心地いいし、ふわふわと夢を見ていられるのです。
そこにいたチャイルドの声は
「私には現実に対処する方法がわからない。
現実の問題に向き合う方法も知らない。
誰にも教えてもらっていないから。
現実には居場所がない。
だから、ここ(霧の世界)が私の居場所なの。
ここにいれば、ひとりぼっちでも痛みを感じなくてすむもの」
ある意味では、霧が私を『孤独』から守ってくれていたのかもしれません。
だけど、私は自分の中から強く響く声を無視することはできませんでした。
『私は、この生身の体で生きたい』
『現実を サバイブSurviveではなく、アライブAliveしたい!!!!』
この声に従ってきたから 今の現実があると感じています。
今、私は自分を覆っていた霧に深く頭を下げて、その場所を離れ、見晴らしのいい丘に立っています。
私の場合、母も自分の中に霧をつくって痛みを麻痺させる・・・というやり方を使っていましたから、霧=原家族とのつながりとも言えるかもしれません。
時には、霧がやってくることはありますが、それに気づいたら、また、その場所を離れて、見晴らしのいい場所に立てばいいことを深いところで知っています。
あなたは、今、どんな視界が広がっていますか?
もし、かつての私のように、霧の中にいたことに気がついても大丈夫。
あなたを突き動かす『生きたい!!!』という”いのち”の声が聞こえたとしたら、霧の中から出るチャンスです。
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