意味のないバトルから身を引く勇気~ナルシシストな祖母との関係性で起こっていたこと~
こんにちは。かちゆみこです。
最近、HECの無料メンバーシップウェビナー「ナルシシストを理解する~《私》を守るための真実~を観ていて、びっくりな事実に気づくとともに、私の中でブレイクスルーが起こったので、こちらでシェアさせていただきます。
ナルシシストの特徴
ナルシシストって聞くと、私は、お笑いの狩野英孝さんのネタが思い浮かびます(笑)。
でも、ナルシシストって遠巻きから見てる分はいいけど、実際に関わる(家族、友人、仕事の同僚、上司、ご近所さんなど)となると、ほんとにしんどいと思います。
ウェビナーの中で紹介されてたナルシシストの特徴は、以下の通りです。
驚いたことに、ナルシシストの割合は10人に1人だそう。
私もはじめは、ウェビナーを観ながら「あぁ。こんな人いるよね~」「小学時代のお友達は、ナルシシストだったのかも」など、特に大きく感情が動くこともなく、淡々と視聴していました。
でも・・・
ウェビナーの「ナルシシスト」シリーズを一通り見終わった翌日の朝、ふと、ふとんのなかで、漠然とした「空虚感」に襲われました。
度々襲われてきた「空虚感」の正体
私の中に、時々やってくる感覚がありました。
それは、「空虚感」。
もうちょっと詳しく言うと、素手で空気をつかもうとするような「無謀な何かと戦う感覚」と「空回り感」「むなしさ」。
先日の朝もふとんの中でぼんやりしていたら、その感覚がやってきたので、セルフでインナーチャイルドセラピーをしていました。
すると、どうやら、この感覚は、私が小さい頃、父方祖母との関係性の中で感じてきたものだと気づきました。
そして、前日にみたウェビナーの知識とつながり、「あぁ。私の祖母は、ナルシシストだったんだ・・・・」という静かな理解が降りてきました。
のび太のおばあちゃんに憧れたこどもの頃
うちの祖母は、「いじわるばあさん」でした。
祖母はちょっとのことでヒステリーになり、口うるさく、自分を非難したり侮辱していると感じたら、こどもであろうと、大人であろうと、容赦なく、くってかかりました。
私も小さなころから祖母の言うことを聞かないと、「それはわがままだ!!!そんなんじゃあ、ロクな大人になれねぇ!!!!」と非難されて育ちました。
一方で、成績がよかったり学校でほめられたことを伝えると「ゆみちゃんは頭がいいなぁ。いい子だなぁ。」と喜んでくれることもありました。
母はいつも忙しく、学校のあれこれを伝えても素っ気なかったので、祖母にほめられることは、純粋に嬉しかったのを覚えています。
私はいつも祖父母の寝室で寝ていましたが、祖父母の仲が悪く、二人のけんかが始まると私は仲裁役でした。
(寝るときも祖父と祖母の間に挟まれて寝ていました)
祖父母はひどいときは、取っ組み合いのけんかに発展することもあって、けんかをとめるのに離れで寝ている父を呼びに行くのも私の役目でした。
両親や近所の大人たちは祖母を「気が強い」と言っていましたが、私は「うちのおばあちゃんはどうしてこんなにいじわるなんだろ!?
のび太のおばあちゃんは、あんなに優しいのに。信じられない!!!!」と世の中の不公平さを感じ、優しいおばあちゃんをとてもうらやましく思っていました。
今も、なお、心の中では祖母とのバトルを続けていた!?
ウェビナーの中で、ナルシシストは「尊大さ」と「傷つきやすい」という2つの側面をもっていて、自分の中に確固たる「自分」という存在が見つけられないから、外に気が向き、承認欲求を満たそうとすると解説されていました。
そして、ナルシシストの中核には『空虚感』があるそう。
まさしく、うちの祖母もその状態でした!!!
自分や家族の自慢話が大好きで、いなかにいるのにひときわ目立つおしゃれをしては鼻高々におでかけしていた祖母。
自信満々に見える中身は、スカスカだったのでしょう。
私は祖母は「根っからの悪者ではない」とは思っていましたが、ほんとうの意味での祖母からの「共感」は受けたことがないと思います。
こうして今、振り返って考えると、私は、祖母の「承認欲求」を満たすために知らず知らず利用されてきたのだと思います。
祖母は、大人にとっても「取り扱い注意」の存在で、特に嫁いだ母は、祖母との関係性に戸惑い、あまりにめんどうくさかったため、直にバトルするのをあきらめ、表面上は「従う」やり方をしてきました。
一方、私は逃げることもできず、母の代わりに、私は祖母の「めんどうくささ」を引き受け、真正面から祖母とバトルしてきました。
誰も、小さな私の尊厳を祖母から守ってくれる人はいなかったので、こうして一人で「バトル」することが、私の生き残りの戦略となっていたのでした。
でも、ウェビナーを視聴して、小さな私が祖母と「バトル」し続けることがどんなに無謀で、どんなに虚しいことか、ようやく、理解できました。
私は、祖母とバトルし続けることで、祖母にいつか理解してもらうことを期待していたと思うのです。
「祖母のやり方は間違っている」ということ。
そして、「母や私たちこどもへの暴言を撤回し、謝ってほしい」ということ。
祖母は5年前にもう亡くなったというのに、私の無意識では、まだ祖母とのバトルを降りていなかったのですね。
「空虚感」を通して、祖母とのバトルを通して、私は自分の「尊厳」を感じようとしていたのかもしれません。
だけど、ウェビナーの中で「ナルシシストの一番の特徴は、共感性のなさ」だというメッセージが私の身体に響き渡り、「私がいくら声をあげても、私がいくら戦っても、祖母にはこの声が届かないのだ・・・」という絶望と深い悲しみがやってきました。
「これ以上、戦う意味がないんだ。。。。」と、ようやく、私のインナーチャイルドが降参した感覚がやってきています。
ぜったい、ぜっっっっったい、負けたくなかった・・・・。
悔しい!!!!!!!!!!!!!
ワンワンと声をあげて泣く小さなゆみちゃん。
まだ、今もこの痛みの中にいますが、ようやく、祖母との無意味なバトルから身を引くスペースが私の中に生まれた気がしています。
この先、見えないバトルをしなくても「私でいていい」って、小さな私が安心できるといいな。
小さな私が自分の足で、自分の道を歩きはじめられるよう、これからも丁寧にサポートしていこうと思います。
これは私の心の中で起こったことですが、皆さんにも、どこか響くこと、つながることがあったら嬉しいなぁ。
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