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1月12日の誕生花💐
キンセンカ(カレンデュラ)
=寂しさ、献身、別れの悲しみ、失望
スイートアリッサム
=優雅、美しさに優る価値、奥ゆかしい美しさ
フクジュソウ(福寿草)
=幸福、祝福、幸せを招く、永久の幸福、悲しき思い出
【キンセンカ(カレンデュラ)】
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花色は、眩しいほどの黄色やオレンジ。
本来のキンセンカ(カレンデュラ)の開花時期は春ですが、最近は、冬のうちから花苗が出回るため、冬から春まで長く楽しめます。
日本ではあまり定着していませんが、食用の花としても名を馳せています。
古くは、花は自然の着色料として、バターなどの乳製品や、様々な料理の色付けとして利用されてきました。
その利用の仕方が、高価なサフランに似ているため、キンセンカは「貧乏人のサフラン」などと呼ばれてきました。
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ハーブとしての流通の際はカレンデュラ、もしくは英名のポットマリーゴールドの名前で流通しています。
名前にマリーゴールドとありますが、夏の園芸で人気の花のマリーゴールドとは属が違うため、別種です。
ハーブショップなどでキンセンカの花びらを乾燥させた商品が「マリーゴールド」という名で出回っていますが、それはキンセンカのことです。
花は、エディブルフラワーに分類され、サラダ、ケーキの彩りに重宝されています。
皮膚や粘膜の修復、殺菌作用、身体の内側の炎症の抑制、その他、様々な効能があるため、「万能ハーブ」、「皮膚のガードマン」と言われることもあります。
花は、太陽に反応し、朝になると開き、夕方に閉じる性質があります。
雨の日は開花しません。
花びらにつやがあるため、晴れた日に開花している時は、キラキラと輝いているように見えて、群生させると華やかな風景になります。
【スイートアリッサム】
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開花時期が長いので、初心者でも育てやすく、小さい花が集まって咲く姿が可愛らしいです。
枝が横に広がるので、絨毯のように広がっていく特徴があります。
花の色は、白、赤、ピンク、オレンジ色があり、甘い香りがします。
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夏に弱い一年草ですが、夏に強いスーパーアリッサムという品種も生まれました。
2月ごろと9月ごろに、ポット苗が出回って来ますので、同じ春の花であるパンジーなどと寄せ植えにすると、よりきれいに見えます。
【福寿草】
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「福と寿の草」と書くように、幸福を呼び込む縁起の良い花として、非常に人気の高い植物です。
鉢植えは、年の瀬にたくさん出回りますが、新年を祝うときに飾る方が多いです。
別名の「元日草(ガンジツソウ)」や「朔日草(ツイタチソウ)」は、正月元日に飾ることに由来しています。
地植えでは、開花時期が2月~3月であるため、新年を迎えるときに花を咲かせるのは難しいですが、早春を報せる花の一つとして好まれています。
暖かい地域では、2月~3月ごろに花を咲かせますが、東北以北の寒い地域では、3月~4月ごろにようやく花を咲かせます。
ですから、確かに新年を祝う花ではありますが、早春の花と言った方が正確です。
日本では、福寿草と言えば黄色の花を咲かせる植物ですが、ヨーロッパでは、赤系統の色の花を咲かせる種類が自生しています。
福寿草には蜜はありませんが、花弁が囲むような花姿をしているため、暖かい空間になり、虫を惹き付けて、花粉を運んでもらいます。
気を付けなければいけないのは、根・茎・葉には、アドニンという毒が含まれているということです。
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《花言葉の由来》
「幸せを招く」「永久の幸福」は、福寿草が、昔から縁起の良い花として扱われてきたことに由来していると言われています。
「悲しき思い出」は、ギリシャ神話「美少年アドニスの伝説」に由来しているとされています。
[美少年アドニスの伝説]
愛と美の女神アプロディーテー(アフロディーテ)は、息子のキューピッドと遊んでいたときのことです。
キューピッドが射た愛の矢が、アプロディーテーの胸にあたり、その傷が治らないうちに、美少年アドニスを見たアプロディーテーは、彼に恋してしまいます。
しかし、アドニスは狩りに出掛けたときに、わき腹をイノシシに突かれて死んでしまったのです。
女神アプロディーテーは悲しみに暮れ、涙を流し、その涙が、アネモネの花になったと言われています。
また、アドニスの体から流れた血から、アプロディーテーがアネモネを咲かせたとも言われています。
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(以上、ネット検索より)