人生で一番寒かった日の思い出【きらり独りよがり/その21】
極寒の バイト装備は ピカチュウで 笑い取れれば 心温もり
アメリカの東側が記録的な寒波に襲われています。
カナダも然り。ナイアガラも、今日はとてもとても寒い一日となりました。
少し日差しはありましたが、とにかく風が強くて冷たくて。最高気温でマイナス12℃くらいまでしか上がらず、体感気温はマイナス20℃以下でした。
今日の寒さで、わたしの人生で一番の極寒体験を思い出しました。
あれはワーキングホリデーでカナダに来た年のことでした。わたしはカナダで初めての冬をカナディアンロッキーの山の中ジャスパーで迎えたのです。
クリスマスはホリデーなので酒屋もお休みになることは知っていました。逆算してビールが切れないようにと考えていたはずだったのに、なんとクリスマスの翌日もお休みだなんて!
ボクシングデーを知らなかったわたしは、ホリデー明けの27日にどうしても酒屋へ行かなければなりませんでした。
気温はマイナス47℃、体感気温はマイナス52℃。今思っても想像を絶する気温です。
酒屋までは普通に歩けば5分ちょっとの距離でしたが、滑らないように一歩一歩気をつけて歩くと、さらに時間がかかります。
何より、自分の息でまつ毛が凍りついてしまうので、時々止まって手を当てて解かしながらでないと歩けませんでした。
なんとかビールを6本買って抱えて帰りましたが、いやホント、遭難するかと思いましたよ。
冒頭の写真は今日のバイト装備
狙っていたほどウケなかったのは、それだけカナダが自由だから?ピカチュウの帽子くらいは「普通」のカッコだったようです。
笑って温かくなって欲しかったんですけど。