チョコレートじゃなきゃヴァニラでしょ!と思うけど【きらり独りよがり/その34】
いつまでも ヴァニラアイスが 頼めない 苦手意識が 頭かすめて
いつまでたっても発音が上手くならないわたしは、ヴァニラアイスさえ注文できません。「バナナ?バナナアイスはない、ヴァニラかチョコレートかどっち?ミックスもあるよ」「バニラ」「だからバナナはない」って。
ツイッターに投稿した話ですが、これ実話です。まだわたしがカナダに住み始めたばかりの頃、30年くらい前の話ではありますけど。
ヴァニラかチョコかミックスかしかチョイスがないなら、明らかにチョコでもミックスでもない「バニラ」はヴァニラのことだと察してよ、と思ったものです。
本来は辛党なわたし。ヴァニラアイスよりもっと注文したいウォッカのクランベリージュース割り、「クランベリー&ウォッカ」も全く通じませんでした。
お酒で言えば「バーボン」も通じないです。これは「ジャックダニエル」とか「フォアローゼス」とか、バーボンの名前で注文してしのいでいます。
カナダに住むようになって30年ですが、わたしにとって「V」は今も鬼門です。「L」と「R」の区別も、もちろんできません。「TH」も苦手です。
特にアフターコロナでナイアガラの滝に観光客が戻り始めた頃、でも日本からのお客様はほとんど皆無と言ってよいくらいで、よく「イングリッシュのガイドはしないの?」と聞かれました。
「いや、できませんから」です。わたしの英語力では無理でしょう。「何言ってるかわからない」と言われるのがオチです。
「何を言っているのか全くわからない」と英語ネイティブなカナダ人に言われても「わからない方が悪い」とばかり、意気揚々と話し続けるインド人を羨ましく思うことがあります。
冒頭の写真は、先週仕事中に撮ったナイアガラの滝
発音も苦手意識が強すぎて「英語でガイドなんてムリ!」と思うのですが、もう一つ理由があって。わたし100より大きい数字って、英語でパッと言えないんですよ。
情けないことに、英語ではナイアガラの滝の幅や高さも説明できません。「そのくらい覚えとけ」なんですけどね。