【読書】アイアンハート/折口雅博(昭文社)
ひさしぶりの読書メモ。ゼロから12年で年商7700億円を創った起業家・折口雅博さんの著書。どうでもいいけど、大学生のとき、グッドウィルでアルバイトしてたなあ。お世話になりました。
以下、心に残ったことのメモ。
■事業には1本を倒せば、それ以外のピンがすべて倒れる「センターピン」があり、そこを見極めることが重要。(ジュリアナ東京であれば、常に「満員」で賑わっていること)
→経営学で学んだ「KSF」(Key Success Factor)のことだな、と思った。それをつかむことってものすごいセンスが必要なことだと思うのだけど、折口さんはその勘所がものすごいのだと思う。
■チャレンジはするべきだが、チャレンジを見誤ってはいけない。定番の8~9割は変えず、1~2割でチャレンジを行う。(MEGUの定番メニューを刷新しようという声があがったが、行わなかった)
→自分の仕事で、今、まさにもやもやしている点だったのでメモ。上司からはとにかく「チャレンジしろ」と言われる。チャレンジにはリスクが生じるため、むやみやたらにチャレンジすることは必ずしも善ではない。そこを見極めることも必要なのだ、と感じた。
そしてこの本の中には、今学んでいるファイナンスの具体例が盛り込まれているようで、非常に分かりやすかった。事業を始め、利益を生み、それを次の投資に活かす……。その中では「予期せぬこと」が何度も起こるのだけど、それも受け入れて前に進んでいく。
自分との差で痛感したのは「自分を信じる力がある」「行動力・決断力がすごい」。私はもやもや考えやすいので、まずノートにメモして、どんどんそれをつぶしていくようにしないと、行動力が落ちて、思考がその場で足踏みをしてしまう。2021年はメモをとりながら進んでいこう。