【南会津の旅2019】資料館を中心に〜前沢曲家集落①(福島県南会津町)
またしても2019年の南会津に戻りまして、以前もアップした前沢曲家集落をご紹介します。茅葺屋根の家並みが残るこの集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
今回は前回ご紹介できなかった「前沢曲家資料館」の写真が中心です。
前回の記事はコチラ↓
「おいでよ!南会津。」の記事はコチラ↓
雪景色の前沢曲家集落が掲載されています。雪景色もすばらしい!だけど、撮影に行くまでが大変そう。
集落の見どころや曲家の特徴を紹介する公式サイトのページ↓(集落内の地図もあり)
集落の出入り口で迎えてくれる水車小屋とバッタリ小屋。かつて製粉などに使われていたとのこと。水の流れとリズミカルな音は「うつくしまの音30選」にも選ばれています。
茅葺屋根に芽吹いたオニユリ。種は茅の中にあったか、鳥が運んできたか?
集落全景。南会津・奥会津はとにかく山が深い。高いし、緑の色も濃く、森の奥へと導かれそうな、神秘的で、少し鳥肌が立つような畏怖を感じるといいますか。
山を背景に茅葺屋根の家。
またまたトウモロコシを撮影。
うなだれるヒマワリ2枚。
屋号を記した土蔵。公式サイトによると、外壁は厚い土壁で覆われていたものが多いが、風雨や雪から守るため、漆喰塗りで仕上げ、腰部は板などで養生しているところもあるそう。
こういう屋根は「置屋根形式」というそう。写真の土蔵は茅葺ですが、現在は鉄板葺きが多いとのこと。
ここからは、前沢曲家資料館の内部の写真です。
資料館は明治時代の「中門造り」の建物で、もともとは旧伊南村にあったものを平成4年に移築し、資料館として活用しているそうです。
当時の間取りをそのまま残した館内には、農具や民具が展示され、昔の暮らしぶりを見ることができます。
公式サイトによると「奥のざしきには南会津町指定有形文化財『不動明王立像及び二童子立像』が保存公開されています」とのこと。見るのを忘れました。みたかったな。
囲炉裏と自在鉤↓
囲炉裏の煙にいぶされた照明。背後の神棚も煤で黒く染まっています(囲炉裏のある家の神棚はだいたいこんな感じですよね)
下記は夫婦の寝室「へや」。中央の道具は練炭をいれるこたつ?
板床で納戸として使用されていた「ちゅうもん」。左下になんか敷いてある(;^_^
煤けた天井に、なにかがあります。子孫繁栄を願って上げたもののよう。
隅々まで細かやな作りの神棚。
格子戸の煤けた障子。昔、貼るのを手伝わされたなあ。
壁にかけてあるのは、農作業の際、身に付けたいわゆる「野良着」かな?
「ちゅうもん」を別角度からもう1枚。
「したえん」は、囲炉裏を囲む団欒の場所。
囲炉裏の上には、川魚が干してありました。煙でいぶして燻製にするのでしょうか。
魚の隣にはほおづきの実も。これは食料なのでしょうか?
その②に続きます。
レトロな建物と旅に関するマガジンです。読んでいただけるとうれしいです(;^_^