見出し画像

【奥会津・南会津の旅2019⑥】夕闇迫る茅葺き屋根の集落へ…前沢曲家集落(福島県南会津町)

前回記事はコチラ↓

実は前沢曲家集落は、同年の秋も訪れました。この日の訪問が夕暮れになってしまい、写真の翳りが出てしまったこと、薬師堂の写真をしっかり撮りたかったみたいです(でもって、撮影しまくっています(;^_^)
こちらも近日中にアップする予定です。

公式サイトはコチラ↓

公式サイトにもある通り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。県内では、前沢集落と大内宿(下郷町)だけ…と思っていたら、醸造蔵が並ぶ喜多方市小田付(きたかたしおたづき)も指定されていたらしい。調べてよかった(;^_^)

前沢集落の魅力の一つ目は、茅葺屋根の曲家の統一感。
集落内の民家は、昔農耕に使われていた馬と人が一緒に暮らすL字型の「曲家」で、茅葺き屋根。それだけでなく、外観の感じとか、全体的に統一感があるんですよね。
なんでなんだろ?とずっと疑問だったんですが、明治40年に集落内で大火があり、その後、周辺地域の大工の手により、いっせいに再建されたことが理由のようです。

もう一つは、周囲の風景です。個人的には、今回撮影したような畑のヒマワリとか、収穫が済んだ後らしき豆とか、トウモロコシとか、そこに止まるトンボとか、何気ない風景がいいなと感じました。ひと言で言うと「日本の原風景」的な?(ひと言でまとめ過ぎ(;^_^)

それから、このときの訪問では、時間切れで撮影していませんが、資料館の熊の敷物とか、天井から家人を見下ろす巨大な男根とか、薬師堂の素朴な天井画がいいなあと思いました。


以下、写真でご紹介。

この山が近い感じは、会津の中でも奥会津・南会津特有な気がします。

ちょっと陰ってしまっていますが…

昔は米やキビ、アワの製粉に使われていた水車小屋。水車の音は「うつくしまの音30選」にも選ばれているらしい。

うなだれるヒマワリ。種を実らせ、葉っぱを虫に提供して、命をまっとうした姿。

こちらは、まだアポロンを追いかけ中の若いお嬢さん…な感じ?

道端の石仏。

トウモロコシ畑。夏には実をもいで、蒸したり、焼いたりして、アツアツを食べるのかな? わたしも子どもの頃、「ふーふー」しながら食べていました。

半鐘(はんしょう)

茅葺き屋根と漆喰の外壁。実際に人が居住しているので、現在は伝統的な
見た目を保持しつつ、建具などで機密性や断熱性を高めているようです(なにしろ南会津は豪雪地帯)

背後の山から流れ出る湧水を引いた水路↓
鳥居も気になる。水神さまが祀られているのかも?

個人的に手前のグラジオラスが好き

昔は集落の共同の水場だったのでしょうか。とれたて野菜を洗ったりしたのかも? 公式サイトによると、この水路には7ヶ所の水場があるそう。現在も生活用水として使われているのかどうかは不明ですが、水が流れてはいるようです。

美しく整えられた茅葺き屋根のアップ。

晩夏を感じさせる1ショット。

盛りを過ぎた豆が揺れる(花豆かな?)

とにかく山が近いです。

この日は、撮影できる範囲で撮影して、帰り支度。
檜枝岐村で歌舞伎の舞台を見る→奥会津博物館で企画展を見て、古民家見る→前沢曲家集落を見る…と、思えば結構もりだくさんな一日でした。

2019年は9月にも南会津を訪問しています(前沢曲家集落も!)その際の写真は、後日またアップする予定です。


【観光スポット・歴史・神社仏閣・祭り・伝統行事】
・取材・撮影いたします。
・料金は応相談。まずはお気軽にご連絡ください。
ご連絡はメールでどうぞ→m_suda※kotoba-okoshi.net
※→@に変更をお願いします。
※福島県外にもうかがいます! 
基本的に旅好き! お気軽にご相談ください。


旅のマガジン作成しました!よろしかったら、こちらもどうぞ♪


いいなと思ったら応援しよう!

まほろ@2000年代にタイムスリップ中
いただいたサポートの半額は地域の小さな祭りや伝統行事を守る保存会に寄付し、残りの半額は取材にかかる交通費や宿泊費に充てさせていただきます。よろしければサポートお願いいたします。また、収支は定期的に発表いたしますm(_ _)m

この記事が参加している募集