【新潟→山形2019③】木漏れ日に魅せられて…彌彦神社(新潟県弥彦村)
2019年の新潟→山形の旅2日目です。
1日目は出雲崎町でマジックアワーの港町を散策し、「夕凪の橋」でお目当ての「日本海に沈む夕日」を撮影しまくり、その日は新潟市に宿泊しました。
旅行予約サイトでの「当日予約」もはじめての体験で、ワクワク(;^_^
前回記事も読んでいただけると幸いです↓
2日目は「そうだ、せっかくだから一之宮に参拝しよう!」と思い立ち、越後国の一之宮を検索。このときの旅は、かなり行きあたりばったりでした。また、あのくらい行きあたりばったりな旅を楽しんでみたいーー!
越後国の一之宮は、弥彦山の麓に鎮座される彌彦神社。
ご祭神は天香山命(あめのかごやまのみこと)であらせられます。古事記では、「高倉下命(たかくらじのみこと)」と申し上げます。
詳しくは公式サイト様へ↓
以下公式サイト様より抜粋。
社伝によると、天香山命は第6代孝安天皇元年(BC 392年)に、越の国(こしのくに)開拓を終えて、神去りし、神劒峰(弥彦山のこと)に葬られた。
その御子である天五田根命(あめのいたねのみこと)が、父である天香山命を祀ったのが神社のはじまり。その後、第10代の崇神天皇の代に、勅(ちょくorみことのり=天皇の仰せ・命令)により建諸隅命(たけうなひのみこと)が社殿を造営したそうです。
「第6代孝安天皇」は実在が疑問視されている天皇ですが、そのころからコシとヤマトはつながりがあったようなので、弥生時代にはすでに「ヤマトからコシの国へと使わされ、開拓にあたった者」がいたのかもしれません……このへんはあくまで想像。
第10代の崇神天皇は「実在したとされる最初の天皇」とされます。このころ、社殿が造営され、天香山命が祀られたのかもしれません。
このあと、いろいろ調べていたら、頭がぐるぐるになってきたので、このへんにしておきます。ちなみに、神社や遺跡に関する、ややマニアックなblogもやっていたりします。最近、全然更新していませんが、ご興味のある方は、ぜひ♪
神社の社殿もすばらしかったのですが、特に印象に残っているのが、社叢の鬱蒼とした感じです。
公式サイト様にも「御手洗川の流れ清く 松杉鬱蒼として 神気満ちる杜に坐す彌彦神社」とありますが、本当に松や杉が鬱蒼と茂り、神の気配に満ちていました。
しかし「せっかくだから奥ノ宮を参拝しよう」とロープウェイに乗ったわたしを待ち受けていたのは、弥彦山山頂からの山下り! なんでーーーって、迷ったのです(;^_^
なにしろ当時は今よりも体を鍛えていなかったため、えらい目に遭いましたが、おかげで美しい木漏れ日をたくさん見ることができ、幸せな時間を過ごしました。
以下、写真でご紹介します。
社叢で最も印象に残ったのがアジサイです。
この光景を見た瞬間、レンズを望遠に交換!
さらに参道が続きます。
夏越しの祓の時期。茅の輪がありました(もちろんくぐった!)
拝殿に参拝。
弥彦山山頂に奥の宮があり、そこまでロープウェイで行けることを知る。
せっかくだから参拝したい!
時間があったら(体力があったら)、登拝したいけど、今のわたしには無理だから、「往復ともロープウェイ!」と思ったのが、よろしくなかったのでしょうか(;^_^
ロープウェイからの眺望!
……と、ここまではよかった!
眺めを存分に楽しんだ後は、いざ、奥ノ宮へ! 案内板によると「奥ノ宮は9合目に鎮座」されるらしい。少し山下りになるけど、頑張ろう!
そう思って下りはじめたわけですが、あれーーー? 奥ノ宮に到着しない?
そう。行き当たりばったりがいき過ぎて、わたしは9合目を通り過ぎてしまったのでした。有り体に申し上げますと、「迷った」のです。
おかげで、こんなすばらしい景色に巡り会えたわけだけど…。
整備された参道が続きます。非常に歩きやすいのだけど、ところどころ、このような木の根っこがあったりします。
そして登拝に慣れていないわたしは、なつかしの時代劇『水戸黄門』のテーマソング状態。後から来たのに追い越され……なのでした(このネタも通じるのは、何歳くらいまでなのでしょう?)
それでも、こんな影を見つけてはパシャリパシャリ。
こんな感じで、木漏れ日を撮影しまくっていたため、下山のスピードはいっこうに進まず…。
山アジサイの花(厳密にはガク)の影が葉っぱに落ちていたり…
何の花びらなのでしょうか。地面に散り敷く花びらに木漏れ日というのも、大好きな組み合わせです。
リズミカルな模様が美しい↓
しかし、なにしろ往復とも「ロープウェイ」のつもりだったため、このころのわたしは汗だくだく、息もたえだえ、足は棒のよう。それでも根性で撮影っ。
木漏れ日を撮影しまくり、満足したわたしは、足を引きずるようにして、県境を越え、山形県酒田市を目指したのでした。
なんで、いきなり新潟から酒田なの? 秋田寄りにもほどがあります。そして、途中鼠の関に立ち寄ったのに、写真のデータがない!
2019年の新潟→山形の旅は、行き当たりばったりにまだまだ続きます。
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