ぼくはアピールができない
こんにちは。朝電車に乗り、やたら混んでるな、と思ったら、
いつもよりちょうど1時間あとの電車でした。
時差ボケでしょうか。
いつもは朝7時過ぎから仕事を始め、夕方4時くらいに切り上げるようにしています。
別に、朝早くから頑張っている感を出したいわけではなく、これが自分に合うリズムなんです。
今妻と息子は里帰り中で不在なんですが、普段は夕方5時半に家に着いたら、そこから息子をお風呂に入れて、ミルク→寝かしつけです。
子育て頑張ってる感を妻にアピールして、週末の自由時間の交渉材料にします。笑
ぼくはアピールができない
私はアピールが苦手です。
もう12年程会社にいますが、上司との面談の中で、「アピールが足りない」、「もっとアピールして自分を知ってもらえ」とアドバイスされる事がよくありました。
上司が変わっても同じことを言われたので、
実際に私のアピールが足りないのかもしれません。
その度に自分なりに試みてはいたものの、
なんかしっくりきませんでした。
ここでいう“アピール”とは、
「商品を売るためのお客さんへの広告活動」ではありません。
「自分をお偉いさんに売り込むためにもっと目立て」という意味です。
相手に期待することがイライラのはじまり
アピールとは他人に何かを期待することです。
お偉いさんへのアピールは、その引き換えに自分の評価や昇進を暗に求めていることになります。
仕事の成果という評価軸とは別に、です。
よく上司や周りの人にイライラしてしまう事がありました。
・課長なんだからこのくらいやって当然
・なぜちゃんと仕事してくれないのか
イライラする感情の陰には、
相手への期待感が無意識に芽生えています。
・(あなたのために)私はこんなに頑張っているのに
・(あなたは私のために)何もしてくれない
・(あなたからの)見返りがないと納得できない
相手は別の人間です。
自分の思い通りに動く訳がありません。
その結果、イライラしている自分がいました。
相手に何も期待しない
しかしある時から、相手に苛立ちを覚える事は、相手に期待している事の裏返しと捉えるようになりました。
そして、次第に相手に期待しなくなりました。
もちろん仕事の場合は、
それぞれの役割を前提にコトが進みます。
ただ、相手の役割がある部分で明確でない場合、
何もやってくれない事を前提に自分の身の振り方を考える事にしました。
勿論、相手にもよりますが。笑
すべてが自分次第
相手への期待感を無くすと、
思った以上に心の平安が保たれます。
すべて自分次第なのです。
結果がイマイチだった仕事を振り返るとき、
・あの人がやってくれなかったのが悪い
ではなく、
・あの人がやらないのは当然で、それでも何もしなかった自分が悪い
となります。
このパラダイムシフトのお陰で、
以前よりも自由に自分で動き、
そして他人により目をかけるようにもなりました。
さらに言うと、
人に感謝するようになったと思います。
「誰も拾わない三遊間の球を繋いでくれて有難う」
売り込むのは自分ではなく成果
昔はまだ迷いがあったのかもしれません。
・ここでアピールすれば、もしかしたら…
・あの人に気に入られれば…
お偉いさんへのアピールは私の価値観とは合わない、と気付いた事は私にとって意義のある発見でした。
アピール力向上のために、
もうビタ一文頑張らないと割り切っています。笑
ただ、新人さんの仕事の成果についての捉え方はちょっと違っていて、最終承認者に提案する機会とそのサポートはなんとかする(というか申し出る)ようにしています。
勿論、私の出来る範囲で、です。
この場合、新人さんからのプレゼンは、
「こんなに頑張りました!」をアピールするのではなく、「この成果をさらに次につなげませんか?」という売り込みの場です。
売るのは自分ではなく、成果です。
最後に
アピールとサヨナラしたことで、凄く小さいですが、背中に羽が生えた気がしました。
サラリーマン=社畜という見方(?)もありますが、正直あまりピンとこず、私自身ある程度の自由は感じています。
歳をとった事で、
ある意味厚かましくなったんだと思います。
仕事の成果のため、というと仰々しいですが、
自分の目の届く範囲の人をハッピーにするべく、
肩の力をぬいて仕事できるようになった気がします。
それではまた。