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さよならアウター

毎年毎年寒くなるとちょっと困る

何が困るかっていうと「あったかい着るもの」である。
なんで困るのよ。

僕は毎年毎年、アウターを捨てるか売るかするのだ。だいたいは売る。
毎年困るんだったら売らなきゃいいじゃないって思うんだけど、次の年になって着てみると何かしら“着心地が変わる”。そういうことってないかな?


たぶん自分が太っているとか痩せているとか、もしくはそのアウターが何かしら変化しているか。
だって、あったかくなるとアウターを着なくなるでしょ。
たぶん3月かそこらになると、「あ、今日はあったかいね」っていう日があるから、じゃあコレはもうクリーニングに出してしまっちゃおうって事になる。
それから約半年くらい経つとまた寒くなってそれを出す。

半年も経っていると、何かしら変わっているのだ。
体型だったり、服もそうだし、そして自分の服に対するセンスなんかも少し変わっているのだと思う。

だから、去年着ていたアウターを引っ張り出してみると、なにかしらちょっとその服に対する気持ちがちょっとだけ違うのだ。
そうしてみると、新しいものが欲しくなったりする。

だから、毎年毎年“持っているのにも関わらず”新しいアウターが欲しいと言う人がいる。その人の気持ちがわかったような気がした。


僕はそうなってしまう前に売ってしまう。
いらないものを売ってしまうよりかは、自分がまだ価値があると思っている時に手放してしまうのだ。
そうすると、名残惜しいけど売った時には意外とスッとする。

スッとしてお金がもらえる。
そのお金で次のシーズンの服を買う。

そのサイクルをしていると、なんとなくキレイな服と新しい服を買えるからそれをやっているってわけだ。

断捨離がしたいって人がいたら、とりあえずそういうやり方で服を買ってみるといい。それができればもしかすると断捨離できるかもしれないね。


そうやってすぐに手放すのはものが少なくていいかもしれないけど、冬は寒くって困ることがあるよ。あの服手放さなきゃよかったって思う事があるね。

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二ノ宮金三郎
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