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失敗という経験が成功

“もっともっとうまくできるはずだ(だった)”と思うことがある。
それに続いて。
自分は、なんて能力の無い人間なんだろうかと嘆いて悲しんで、自分に憤ってしまうことが何度も何度もある。

最近、立ち読みをしていて良い言葉だなぁと思った言葉があった。何の本だったのかは覚えていないけど、エロいやつじゃないのは確かだし、コンビニでもなかった。古本屋でも無い。
本屋さんの新しい本が寝かされて置いてあるところだった。つまり“新しい本”だ。

確かこんな言葉。


“不足はあるけど、発見もあるはず”


何か参加しているプロジェクトや個人的にやっている何かがうまくいかなかったとしても、やり遂げた時ややっている最中に気づく。

終わった。でも、これは失敗だわ。

そんな時に、何かシュンとした気持ちになることがあるね。…あるんだ。
もしかすると、誰かからチクチク言われることもあるさ。…あるんだ。
知らない道すがらのオヤジに、ちょっと暴言をぶつけられることもあるかも。…あるんだ。

だけど、“次ちゃんとやればいい”とか“これを機に”、なんて考えて成長への踏み台にすることができるならいいんだ。

たくさん感じることはあった、言われた事もあった、攻撃もされた。
全ては栄養になって、次への1歩となってくれるのだ。

僕はいつもこう思うようにしている。

やり直せるなら、それが自分や誰かの糧になるのなら失敗なんかは無い。

そう思えば、失敗なんてこの世の中には指で摘まめる程度の小さなものになるんじゃないかって。
なくなることは無いのかもしれないけど、思い出程度になるんじゃないか?
って考えている。

何かの発見になる。
良い言葉だ。
自分には能力が無いからこそ、それに助かるひとも中にはいるわけだ。


僕の失敗が誰かの発見になればいいと考える。これからの僕は。

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二ノ宮金三郎
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