豪邸を毎日見ます
でっかい家って映画の中ではたくさん出てくるけど、実際はそんなことはないです。
いわゆる豪邸なんていわれるものなどそうそう無いし、ましてや自分がそのなかに入れるなんて事などはまず無いです。
どこに行ったって高級住宅街はあるものですけど、家は大きくて綺麗なんだけど車がちょっとショボかったりするって家がほとんどです。(ごめんね高級住宅街のひと)
ところがです。
僕が毎日毎日歩いて職場に行くのに、ふと横を向いた時に気づきました。
なんの変哲もない小さなギャラリーだか喫茶店だかの小屋の裏にばっかデカい家を見つけたんですね!
通勤中の数秒間ですが、よくよく見ると門もすっごいです。鉄格子みたいな重厚な扉があって、広いお庭があります。その奥に何階建てなのかわかりませんけど(たぶん3階建て)窓がいっぱいです。もしかするとコレ、アパートなんじゃないかってレベルです。
わかりやすく言えば「謎の洋館」並です。そして、殺人事件か何かが起きて、偶然居合わせた名探偵が「犯人はこの中にいる!」って言う的な感じですよ。
すご。
最近は、だいたい毎日その豪邸を見ながら通勤しています。
しっかし、「でっかい家」って僕は住んでみたいとは思いません。きれいな家は住んでみたいけど。
そういう価値観ってどこからどうやって芽生えるんでしょうかね?
僕の場合は「旅をするように生活する」というのが根底にあるのでそもその、その地に「住み着く」なんてこともしたくありません。職も別に安定させるなんて考えていませんし、悲しいことに誰かを養おうかなんてことも実は考えてはいません。
ま、だから、毎日毎日飄々とそのひぐらしの生活をしているわけなんですよね。
「おじさんのくせに、もう、そろそろ落ち着いて物事を考えなさい」と言いたい気持ちをグッと堪えていただきまして。
そういう生活の価値観ってひとそれぞれありますよね。
だから、そういう豪邸って、逆に興味があります。
だって、生きてゆくのに必要のない広さの部屋に、生きてゆくのに必要のない装飾品だったり、生きてゆくのに必要のない道具や、無駄に高級なものがゴッロゴロとあるかもしれないのですよね。
その家の方が何の仕事をして生活しておられるのかも気になります。
とにもかくにも、価値観が違うっておもしろいことですね。
それをすり合わせて、君とは気が合わないねなんていうことも価値観ですが、「価値観が違う」ということで物事はおもしろくなるというのを忘れないようにしたいですね。
価値観の違いを楽しもうかな、コレからの僕は。
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