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オリジナルのホニャララ

そのひとがどういう姿をしていてどんな服を着ているのかは意外とみんな見てる。

小さいこどもも初めて会ったひとも、そのひとがどんな格好をしているのか、なんとなくだが見ているようだ。

僕は世界でひとつだけの帽子をいくつか持っている。というのも、自分で作ったからなんだが。


なぜ自分で作りだしたのかと言うと、プレゼントをするのに、“これだ”と思うようなデザインの帽子が見つからなかったからだ。あと、自分が使うのにもこれといったしっくりくるような形のものとデザインがなかった。“デザイン”というとなんだか偉そうに聞こえるが、逆に聞いてみたいもんだよ。“みんな自分の服や靴、帽子のデザインに100%満足しているか?”って。
それが僕にとっては「実を言うと満足していない」というだけのことだったのだ。

ちょっと考えると、意外とあると思う。
例えばワンポイントのシャツが好きなんだけど、手にとって裏を見ると、背中にデカデカとロゴマークがあったり、あんまり好きじゃないフォントで何やら英語が連ねてあるとか。
ちょっと嫌じゃない?
そういうのをどうにかしたい。

プラスアルファで加えたいとかデザインを変更したいものもいくらかあったけど、僕の場合“それはいらない”っていうことが多かった。
もっとシンプルに、むしろ無い方がカッコいいでしょ?というものの方が多くて手が出せなかったことが何度もある。


だから。
作ってみるとかなり満足した。こんな簡単なことで自分の思っていたような、言わば“理想”が作り出せるのであれば、他にも、もっと“こうしたいああしたい”という気持ちを主張できる場面があるはずだし、そういう考えを持つひとがたくさんいるはずだ。
何も自分の考えを付け足したりアレンジして良いのは街の政策だったり政治の事だけではない。

衣・食・住についてもそうだし、ゲームやスポーツについても、色々アレンジしたりルールやシステムの変更をして“もっと楽しいものへ、もっとおもしろい事へ”と変化させようとする考えを培いたいね。


話を元に戻して

作り方はというと、テキトーに無地の帽子を購入して、ワッペンを貼り付けるだけ。
そう、それだけなのだ。
ただ、テキトーと言ったが、帽子のメーカーは決まっている。被りやすくてツバの形が気に入ったメーカーを見つけた。
これで自分の好きな帽子(や、その他色々)が作れると思えば安アガリで、なおかつかなりおもしろい。


意外と帽子って見られているもんで、斬新なワッペンとか、“みんなの知っているマークやロゴ”だと、必ずと言っていいほど、誰もが声をかけてくれる。そこがおもしろいところだ。
こどもでもオトナでも、おじさんでもおばさんでも、バーのお兄さんや居酒屋の大将も、だいたい見ている。

で、気になったら声をかけてくれるのだ。
「その帽子良いね」ってね。

アベンジャーズの帽子を被ってて宗教系のひとに声をかけられたことがあるけど、それも含めて、声をかけやすいってのは良いことなんだと思うんだ。
“オリジナル”ってそういうチカラもあると思うんだな。

自分というオリジナルを追求しよう、これからの僕は。

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