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映画を観るための前知識

映画を観て思うことというのがみんなにはあると思うのだが、それってすげーなと思っていて、僕は何度も何度も観ないと実を言うと「よくわからない」。
僕が観るはじめての映画なんて、せいぜい「すごかった」「おもしろかった」「あのシーンがよくわからなかった」程度ぐらいにしか思っていないぞ。


つまり、そのへんって僕はうまく頭を使えていないのか、それとも良く言ったらとんでもなく純粋に楽しみにして見ているのかのどっちかだと思う。
ただ、ある時から映画の見方が変わったことがあって、とある知識が入って違和感が抜けてスッキリしたのだった。

それが、「空想科学読本」を読んでからだ。
あの本を読んでからは、ああコレは映画の演出だなと思えるようになっている。

というのは、アクション映画とかヒーロー映画を観ていて、銃弾が当たったりした時に「あんなに吹っ飛ぶものなのか?」とか刀をサヤから抜く時や構える時に金属音の効果音なんかしないだろ?と思ったりすることがあったのだ。カッコいいところなんだろうけど、なんか違和感。

映画の中にはそういう“映画なりの演出”で映画そのものを盛り上げているものがあるが、僕としてはそれは違和感でしかなかったわけであって、そういう違和感を空想科学を読んで「映画ってそういうもんだよ」と納得させることができるようになったのだ。

物理的に見て、現実的に見ておかしいぞとか、変だぞと思っていた事が、「やっぱりそれは映画なりの演出だったんだな」と腑に落ちる考え方と映画の見方ができるようになったわけである。

そう、それが僕の場合“大きな知識”が入った瞬間だった。
映画を観るための土台というか、理解するうえでの“下地”みたいなものかなと思ったのよ。


だから、僕には今現在圧倒的に映画を観るための知識が足りないわけよな。
僕が映画を1本理解するのには数回どころか10回以上は観ないといけないだろう。なんとも情けない限りだし、そんなに何回も観ている暇があるんだったら、もっといろんな映画が観てみたい。

だからなんだか急にその辺を知りたくなった。
映画を観るにあたっての知識を知るのもそうだが、映画のシナリオがどうやって作られているか、どう撮影されているかということが知りたくなったのだ。

それを何かに活かそうかとか、自分も映画を撮ってみたいだとかそんなことはコレっぽっちも思っていないのだけど、自分の持っている知識の少なさや学力の低さでは物事を理解するための(ここでは映画を理解するための)前知識としては浅すぎるなんて思ったのである!

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