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本気になる時を隠し持て
ドラゴンボールの悟空に憧れて、悟空の良さを考えている。
前回はより一層の良さを出せることについて考えてみた。
悟空のパワーには上限がない。いや、厳密に言うなら上限はあるのだけど、いつだって本気、いつだってフルパワーで戦う事は、実はあまりない。
ある程度様子見で戦っておいて、相手がつえーやつだとわかったら本領を発揮するのだ。
我々も肉弾戦で戦う事はまず無いが、職場ではいつも戦っているのではないだろうか?仕事に関していつだって本気でやる事も重要なんだろうけど、毎回毎回フルパワーで戦わなくたっていいんじゃないかって思うのである。そして、本気を出す機会があれば、グッとチカラを引き出せばいい。
悟空達も最初からフルパワーになるのはどうやら疲れてしまうから、完全にパワーを引き出す事はしていないらしい…。そりゃそうだろな。
今回もその点、「本気で戦う」ということについて考えてみようかと思う。
最初から本気で戦わず、あとで本気を出すというキャラクターは、実を言うと多かった。だからちょっとそれについて考えてもいいなと思ったのだ。
悟空に続いて、ピッコロ、フリーザ、ザーボンさん、セル、映画だとフリーザの兄クウラ、あとはターレス…と、これくらいかな。
あ、意外と数えられるくらいだな。
ピッコロなんかは性格的にも謙虚な戦い方をしている。
いつも普通に戦ってはいるけど重い胴着を着ているのが基本だし、それを脱ぎ捨てても相手が強かったら「俺も本気で戦うことにしよう…」と言って、驚異的なスピードとパワーをグンと高める。実は僕はピッコロが好き。
しかし、ピッコロだけは変身などをして強くなったりはしない。融合はするけど。
変身やパワーアップなどをして強くなるタイプではなくて、元々からお強いタイプなのである。そして、その強さを隠している。恥ずかしがりやなんだね。
もしかするとスーパーサイヤ人になる前の悟空とかベジータなんかよりも強かったりするんじゃなかろうか?
なぜって?
人造人間と戦った時を思い出すと、その頃のベジータはスーパーサイヤ人になって戦ったのだが、人造人間18号には負けてしまった。
人造人間18号は17号よりもほんのちょっとだけ強いらしい。おそらくはほぼほぼ同じ戦闘力と考えていいだろう。
ベジータは大幅にパワーアップするスーパーサイヤ人になったとしても人造人間には負けてしまったのである。
しかしながら、神と融合したピッコロは17号と互角に戦っていた。パワーアップせずともその強さがあるなら、通常時の戦闘力よりもピッコロはうんと強いはずなのである。
だからもしかしたら、シラフで戦ったら誰よりも強いのはピッコロなんじゃないか、なんて思ったりする。
はい、ピッコロが好きだという話終わり。
最初から本気を出さない理由は様々にあって、たいていは変身するのを控えているからである。
かなりのパワーを引き出さないといけないのか、パワーを溜めるのに時間がかかってしまうからなのかよくわからないが、変身するのを後回しにして戦う者が何人もいる。
ザーボンさんとフリーザは変身して強さを増す種族だった。映画ではクウラも変身する能力を持っていた。まぁ、フリーザの兄貴だから当然っちゃ当然か。
性格もしかりではあるが、外見もガラリと変えて、そして大幅に戦闘力がアップする変身能力を持っている。
さて。
この世の中では「変身」するというのは、何を意味しているだろうか?
集中するとか、仕事モードになるとか?そんなところかな?
職場に行くというのも、ある意味では仕事モードなのかもしれない。
内面的にも本気モードになれるのが「変身」である。
では外的な理由で強くなる人はというと、ターレスがいた。ターレスは不思議な木の実を食べることによって大幅に強さを増していた。これは、言うなれば道具を使って本気モードになっていたと言えるだろう。
制服を着たり、事務所とか教室、アトリエに入ることによって本気モードになる人もいるだろうな。ある意味でそれに近いかもしれないな。
そういう意味でならだ。
エプロンや作業着を身につけることによって本気になる人だっている。
僕は、“エプロン”などの“作業着”はすごく大事だと思っている。
たとえば、長靴履いた時ってワクワクしないか?
もう汚れや濡れるのを心配しなくてもいいという気持ちがたぶんそうさせるんだ。
運動会の時に裸足になるのも同じ理由かもしれない。運動するときに運動着に着替えるのも同じことだろう。
悟空はいつも胴着を着ているし、ベジータも戦闘服を着ている。
いつだって戦うための服を着ている。つまり汚れてもいいわけだ。だから強いのかもしれない。
そういう汚れても大丈夫だという気持ちにさせる道具を汚れないように使うのは、僕は間違った使い方だと思っている。
「汚れてもいいんだ!」という気持ちがおもいきった仕事を僕らにさせてくれるからだ。
僕が思うに、変身するってのはそういうことだ。
テキトーな仕事がしたけりゃカッコつけた服でも着ていたらいいさ。
エプロンとか作業着は変身なんだ。
フリーザが何回も変身するのは、「本気を出そう」と思ったからだった。
フリーザにとっての変身は僕らが仕事に出かけるのに、ちょっと汚れてもいい服に着替えることと同じなのである。
ターレスが木の実を食べたのは本気で戦ってやろうと思ったからなのだ。
簡単に本気モードになるのは疲れてしまうけど、「本気モードになれる」という気持ちを持っているのはすごく大事なことなんだと思うのよな。
悟空も、やっとこさという感じでスーパーサイヤ人になれた。
それまでは界王拳だったわけだが、ある意味では段階的にたくさんの変身ができると言っていいと思う。ベジータと戦う時には4倍界王拳がもう限界だったわけだけど、フリーザと戦う時には20倍くらいでも戦えていた。
つまり、いろんな本気モードで色々試して戦っていたんだなぁ
そしてついにスーパーサイヤ人になって超本気モードになれたのである。
僕もいろんな段階の本気モードを隠し持っているべきなのかもしれないなぁ。
ああああーーーーーーーー
悟空みたいになれたらなぁーーー
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