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鬱症状をわかっておく

気温が高くなってきた。
コートとかジャンパーを着ている人もグッと減って薄着になってきたな。


こうゆう季節になると、いつも今まで着ていたものを洗ってしまい込むわけだが、もう使わないとなると僕は捨てたくなってしまうのね。

ただ、今年はなんとなく違うなぁ。

めんどくせぇ。
ただただめんどくせぇ気持ちがかなり大きい。


実を言うと、活動するってことすべてに億劫な気持ちがある。
起きる、食べる、着替える、お風呂に入る、歯磨きをする、喋る。そういうのがだるーく感じる。
もちろん仕事だってそうだな。

おはようございまーす。
よろしくお願いしまーす。

……。ううっ…。
めんどくせぇ…。


こういうのはなんだろかね。
経験がある。覚えがあるぞ。

これは“鬱症状”である。

こうなると活動力というものがゴッソリとなくなってしまうのだ。
経験したことない人にはわかりにくいかもしれないな。

説明するなら…そーだなぁ。
夜更かしした次の日(ほとんど朝)に11時くらいに起きることってあると思うが、あれに近いものがある。
もしくは、小学校のプールの授業の後とか。
夜行バスで里帰りして、実家に着いた時とか。
お昼過ぎから早めにお酒を飲んだなぁって時。
あとは遠くまで遊びに行って、電車で帰ってくる時。

そんな感じに近い。

だりーなぁ眠いなぁ、座りたいなぁ横になりたいなぁ…。というあんな感じである。

心療内科で完全に「鬱病ですね」とはっきり診断されたわけではないが、朝から体が重くて動けないという症状に悩まされた経験はある。
その時は一応、薬も飲んでいた。効いているかどうかわからなかったけど。


そんな時は僕の経験上で言うなら、友人に会って話す事だな。そしてできる限りの運動をして体を動かし、体を温める。
散歩をして太陽に当たる事である。

決してひとりになって自己評価をしてはいけない。絶対に自分を過小評価してしまうからだ。
自分なんてできない人間なんだ。
悪い人間なんだ、どうせ自分なんて…。きっとこうなんだ、誰からも〇〇○なんだ…。
と、どんどんと孤独になっていく方面へと考え込んで塞ぎ込んでしまうのである。

なんならもっともっと悪くなってしまうと、蓋をしてしまって貝みたいになってしまう。今は春で貝がおいしい季節になっているが、自分が貝になってしまうのは絶対に避けるべきである。


もしこれを読んでいて、自分が僕と同じ症状になっているなと思ったら、とにかく日のあるうちには外に出て、できる限り友人と話をしよう。そして、あれをしようコレをしようと考えよう。約束もしよう。

貝というのは開けるのが難しい。
調理する際にも開けるのはコツが必要だ。
開けられたとしても殻に傷が入ったりしてしまうことがある。
そうなる前に、自分が閉じこもりそうだなと感じたなら、貝にならないように自分でなんとか蓋を閉じられないようにしておくのだ。


明るいところに出ていよう。
貝になっちゃうから。

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二ノ宮金三郎
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