いちばんいい感じで観たい!
映画を観に来ている。
いつも思うんだけど、映画ってかなり集中して観たい。テレビで映画観る時もそうだ。
テレビだったら止めたりしてもいいんだけど、映画館ではそうはいかない。
だから、だいたいのひとはこう思っている。
最高の状況で観たい!
一瞬も見逃したくない!
誰にも何にも邪魔されたくない!
だから、映画が上映される前って必ずマナーの注意がなされている。
喋らないでね、椅子を蹴らないでね、タバコはダメよ、ケータイ電話は電源を切るかマナーモードに。
笑い声と悲鳴は今のところいいらしい。
いくつか注意が喚起されているわけなんだけど、守らないひとっているんだろうか?
いるんだと思う。
いや、だってね。
たまにいるよ、おしゃべりがヒソヒソうるさいひととか、電話が鳴っちゃうひと、その電話に出ちゃうひと、タバコはさすがにいないけど。そうやって気をつかっているけれど、“どうしても少しだけしてしまう”ってひとがいる。
そんで、そこで怒らなきゃいいんだって思うんだけど、僕もそういうひと達にちょっとイラってなっちゃうワケだから、そういう事に我慢できなくて前の椅子を蹴っちゃうひとだって、まぁいるワケだ。
僕は小心者で怒ることも少ないし、怒ったとしても黙っててどっちかっていうと怒った相手に危害を加えたくないし、自分も怒り続けたくないからできるならその場から立ち去りたい。
だけど映画館じゃあそうはいかない。我慢するしかないのだ。
そう、そんな感じで気持ちを抑えられるひととそうでないひとがいて、“自分はついカッとなっちゃうよ”ってひとももちろんいるわけで。
そんな風にして少しでも怒る可能性があれば、何かと喧嘩しちゃうとかが起こりうるということなのだな。
最近思ったのが、非常口の明かりだったりとか降りていくための階段の位置を示すライトとか、そういうのもなんだかチラチラ横目に入って気になってしまうし、もそもそ動く前のひとも気になる。
そういうのって、スクリーンだけ見えるように、オペラグラス的な眼鏡があれば、映画に集中して観られるのかも!と思った。
つまり、ゲームのような目に付けるゴーグル的なものではなくて、サングラスのような、そう、それこそ3Dの映画を観る時に付けるような眼鏡。
映画用眼鏡ってやつ。そういうのを作りたい同じ気持ちのひとっていくらいるんだろうか。
調べてみると面白いかも。
“気になる”を楽しむ、これからの僕は。