風邪をひいたとき
風邪。
ここ何年も引いていないような気がします。何でひいてしまったんでしょうか?
特にこれといった理由はなくとも引きますし、どんなに寒い格好をしていても引かないひとだっています。
何故なんでしょうか?
確か、僕の記憶の片隅にあった言葉なのですが、「風邪を治す特効薬が作れたら、ノーベル賞がもらえる」と、聞いた事があります。
つまり、“何よりも治すのが難しくて、原因のわからない病”という事なのでしょうかね。
それを聞いてふと思いつきました。
よく、安静にしていなさいとか、ゲームしちゃダメとか、こってりしたものよりもお粥とかがいいんだとか…
そんなことを言われていたように思いますが、はっきりした理由の無いものなのに、何故そんなきまりを言いつけられたんだろうかと。
ひねくれている?
そう、ひねくれていますね。
だけど、言わせてもらいます。
根拠のないルールに何か重要な意味でもあるんでしょうか?
見えているものしか信じない単細胞だ?生意気?
上等です。
根拠も無ければ証拠も無くて、もしかすると騙されているかもしれないことを硬く信じるのも、それは…それは…それは、何というんでしょうか?
とにかく“こどもだまし”と言わんばかりな事に騙されすぎです。
もしかすると、今信じていること全ては、嘘なのかもしれません。
信じていた友人も会社の同僚も学校の先生も、実はみんな嘘つきなのかもしれません。
何故かって?
「僕自身、自分が噓をついた事があるからです。」
あからさまに誰かを騙して嘘をつき、何かの利益を得ようとしたとか、そういう重大な嘘ではありません。
しかし、些細な嘘や誰かを守るためのちょっとした嘘はついた事が、もしかするとみんなもあるのかもしれません。だからですよ、あからさまに嘘だとわかるような迷信っぽいことにしつけられてはなんだか悔しいということです。
全てを知っていて、全てわかりきっているわけではありませんが、もうちょっと素直な理由は無いのでしょうか?
話は変わりますが…
素直で正直者で、強くて優しい、ドラゴンボールに出てくる孫悟空みたいなひとは、ほとんど幻想に過ぎないのでしょうか?
彼のような、性格だと良いなと思う事があります。
そんな風に、みんな「物語の登場人物の誰かのようになりたい」と考えた事があるかと思いますが、みんな誰に憧れましたか?
僕は…
そうですね、男はつらいよの車寅次郎、スクールオブロックのデューイ・フィン、バットマンの宿敵ジョーカーでしょうか。
善悪に関係なく、みんな底抜けに明るいひとです。おそらく何かしら明るい性格のキャラクターが好きなんでしょうね。
あとはみんな、行動力のあるひとで、周りのひとを動かしていくチカラがあります。
寅さんは女のひとにモテるし、困っているひとのところにガツガツ飛んで行ってはあの手この手を使って助けます。家族、他人、大学の教授だって画家の偉い先生だって使います。
デューイは言わずと知れたロックマニアで、音楽に夢中になって、みんなでバンドをやるためだったらこどもも巻き込みます。(教え方も上手です)
ジョーカーは、自分がやる犯罪はみんなジョークだと思っているイカレ野郎です。ナイフやダイナマイトが大好き。みんなを犯罪に巻き込み楽しみます。バットマンに出てくる敵は、ほとんどが精神を病ませているようなひとで、何かしら馬鹿げたようなことのために犯罪を繰り返しますが、ジョーカーは大して理由なんてありません。全てはジョークなんです。
みんな良くも悪くも楽しんで好きにやっているんですよね。
風邪をひいているという話からずいぶん話が脱線しましたが、要は風邪をひいたというくらいの体調の変化ごときで、好きなことを制限なんかされたくないということです。
お粥を食べたからって治りはしないし、ゲームをしなかったからって風の症状が緩和される事なんてないのです。実は今の風邪、結構しんどいのですが、自分がやるべき習慣だと思っているので、しんどいながらもこうやって文章を打ち込んでいます。
じゃあ僕が親ならなんと言うかって?「ゲームなんてしないで、暖かくして絵本でも読んで寝てなさい〜」です。
オトナになって気づきますが、ゲームって意外と疲れますよね。
結局、風邪をひいた時にゃ、安静に限りますね。
風邪を含むこの世の体調不良に悩まされている方、無理をせずにお大事になさってください。
寝なきゃいけないという行動も大切に、これからの僕は。
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