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動き出すのに必要なチカラ

電車とかフェリーなどの大きな乗り物には動き出したりするのに大きなチカラが必要だ。

人間も同じ、何かをやっているところにポンといきなり入り込んで、流れに沿って動くのは意外と簡単なものだ。
友達と一緒に入ったりするならもっと簡単だろう。だけど自分から動くのはノソノソネチネチとしていて動くのにチカラが必要。

しかし、淀んでいるとまでは言わないけれど、あんまり流れのない場所だったりするとなかなかひとって「入りにくい」。最近はこのがどうしても解けない。
「流れ」とか「動き」、そしてそこの「空気感」って一体何なんだろうか?

こうやろうね、ああしようねといろいろ話したり雑談するのも何だか面白くなくなってしまったり、自分の都合に合わないって事ももちろんあるし、やっていることの主旨がだんだんと気に入らなくなってくるなんてこともしばしば。
ふとした事に、ちょっとした事に、そこから抜け出したくなるようなのだ。

どうしてなんだろう。
それって、一体何なんだろうか?


と、謎に思ったんだが、確かにこんなことはある。
たとえばラーメン屋さんとか焼き鳥屋さんに「やってますかー?」と、のれんをくぐってみると、ラーメン屋さんなのにでっかい鍋の中にあるのはただの水!全然湯を沸かしてねぇ!
焼き鳥屋さんで、
「らっしゃい!とりあえず飲み物何にしましょう?」と聞かれて答えたは良いものの、店主のおっちゃんカチカチと炭に火をつけだした!ぜーんぜんお店の準備できてないじゃんかよ!

って事になっていたら、さすがに出ていきたくなる。
「ああ、すみません。準備中だったんですね。ごめんなさい。」
なんていう具合だ。

つまり、「ひと」って全部揃っている状況で、すぐに楽しませてもらおうとするのが大好きなんだな。


でも、ちょっと考えるとわかるように、完璧なものや完璧なシステムなんてそう簡単にできるわけじゃないし、ポンと人間が手を加えたりせずに自然にできたものが完全に最初から楽しめるものなんてありはしない!
誰かがそれを作り出さなきゃいけないし、誰かがシステムを組み立てていかなくてはいけない。

でも、“だんだんと作り上げていくような感じ”だと、なかなか参加してくれないし、「え?今から動くの?」なんて思わせてしまうのです。それだと何だかあんまり動いてくれないし、良い動きだとか良いシステムなんかもあんまり生まれない。

最初からうまい具合に組織やサークルが成り立っていて、ある程度ひとが楽しめる空気感があって、活動している間があるというのは、最重要事項のようです。


だから、無闇に”おいでおいで”と手をこまねいていても、「何だかおもしろくない空気感がどんよりと漂っている」とやっぱり他に行こうかなってなっちゃうようなのですね。
その空気感を作り出せるひとっていいね。いいよな。
そういうコツみたいなのってないかな?

集まりのコツってなんだろうか?生み出してみたいじゃないか。


コツを考える、これからの僕は。

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二ノ宮金三郎
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