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どうしてもスタジオラグ伏見店を続けたい!

スタジオラグへおこしやすの編集長、そしてスタジオラグ伏見店店長の中尾きんやです。

どんなことやっているかというと、普段はここのウェブメディアを運営しながら、音楽スタジオの店頭に毎日一人で立っているわけです。

ざっくりとならプロフィールにも書いていますので、気になった方はそちらをみてください。

スタジオラグへおこしやす編集長・ギタリスト 中尾きんや プロフィール

わたくし自身の細かい自己紹介は、少しずつしていきます。

というのも、ここでは

・音楽スタジオの店長としての奮闘
・現代の音楽ユーザーへのサポート
・同業者、他業種に向けてのレポート

を中心に発信していきたいからです。

わたくしと直接話ししたい方は、スタジオラグ伏見店にご来店ください。

今は、ほぼ毎日います。

現在、店長をしているスタジオラグ伏見店については、ご存じの方もおられるかもしれませんがかなりピンチです。

京都のライブハウスGROWLYを運営する、株式会社ケイピーエス代表取締役の角田恭平さんのYouTubeでもお話しておりますが。

ここでもう一度おさらいです。

伏見店は1995年にオープンして以来、さまざまなミュージシャンのご来店がありもう23年も続けています。

わたくしも学生時代にリハでお世話になっていました。

ただ近年の需要の低下やビルの老朽化のため新たな投資やリニューアルの未来が見出せず、実は閉店を計画しておりました。

前任の店長もオーナー化を視野に昨年から一年頑張ってもらっていましたが、この2018年11月20日付で店長からは外れることになりました。

「そのあと伏見店どうするの?」となったところ閉店しようと社内で計画がはじまったのですが、お恥ずかしいことに撤退するまとまった費用がないのです(数百万)……つまりしばらくは続けないといけない状況に。

資金繰りも想定より厳しく、現在採用している伏見店アルバイトスタッフも2018年12月20日付で雇用ストップを決断しました。

長く手伝ってもらってたスタッフ雇用を停止するのはすごく申し訳ないのと、こんなこと言える立場でもありませんが悔しかった……です。

わたくしは現在ウェブメディア編集長をしておりますが、そもそもこれをはじめたきっかけもスタジオを継続するための運用資金確保やオウンドメディアの構築のためでした。

ウェブメディアの運用は引き続き続けますが、音楽スタジオと兼任。正直余裕がありません。

ただ12/21以降はアルバイトスタッフなしで音楽スタジオを続けないといけません。

スタジオ業務には掃除やメンテナンスもあるのですが、ここ数年かけて運用してきたウェブメディアの作業もストップするわけにいかず、どうしよ……と悩んでおります。

ウェブ作業は社内で手分けしてなんとか作業を継続できていますが、問題は伏見店。今ご来店して頂いているお客様の売上でなんとか存続、数年かけて撤退費用は捻出できそうなのですが「音楽スタジオを続けたい」「でも現実問題どこかで撤退しないといけない、けどその資金がない」のジレンマが続きました。

新しいオーナーを探す選択肢も今すぐはムリだろうし。

今もこうやってお客さんが通ってくれている、ミュージシャンが頑張って練習している姿を見ると、ただで終わらせたくないんです。

自分もラグには入る前はこの伏見店でバンド練習し、ここから多くのミュージシャンが全国に羽ばたいて行った景色を何度も見ています。

全盛期よりは減っていますが今でも京都周辺のミュージシャン、アマチュアの方が来店されています。

なので再び、このスタジオラグ伏見店を再建しようと決意しました。

正直、明るい未来だけではありません。

ただ、音楽を奏でられるお客様はこれからもおられるだろうし、わたくしたちから新たな価値を提供しないと今まで通りだと思います。

今回の展開になってから、お客様や周辺のミュージシャン、他者スタジオ運営者などの方から、さまざまなご提案やアドバイスをいただいております。

それらを実行していくことをここで記録していきたいと考えております。

お金はないけど、時間はたくさんあります。

どんどんチャレンジしていく期間にし、前向きに進めていきたいと思います。

京都で起きていること。

音楽スタジオ、ライブハウスの老朽化や撤退費用問題は、ここだけで起きている問題ではありません。

もちろん音楽に限らないです。

他業種でも起こりうる問題。

ここでうまくいったことはどんどん共有していきたいし、ここで失敗したことも共有していきたいです。

次回:音楽スタジオ定額制をはじめた本当の理由

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