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「新しい」ってどんな色?
「新しい」ってどんな色?
この写真をご覧ください。
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この写真はとある滝に向かう道中のものです。
次に少し引いた場所から撮った写真になります。
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もう少し引いてみましょう。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151940490/picture_pc_ab36c782e4cf2fbab7480410fade5428.jpg?width=1200)
かわいらしいイタズラ心だと思いませんか??
きっと誰かがあなたを楽しませたいと道に描いたものなんでしょう。
思わず頬が緩んでしまいますね。
「新しい」ってどんな色?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151954262/picture_pc_7ac453c6ca70bb212b955869047b44cb.png)
ある女性が友人と喫茶店に入りました。
日々業務に追われ、休日も何かしらの出来事が重なり、時間のゆとりが取れない毎日。
心の軋むような、機械みたいに鈍感になってゆくような感覚の中で、ようやく訪れた休日のひととき。友人に会うのもかなり久々でした。
その喫茶店は個人が経営しているようで、店主は山登りが好きなのか、
思わずこちらの鳥肌の立つような断崖、
冬景色の頂、
山頂からの朝焼け、
小川の湧き水、
高原植物、
そういった写真がズラリと飾られていました。
女性はなんとなく店主がどのような顔をしているのかが気になりました。
店主が水を差しだす際に、不自然にならない程度に顔を伺ってみると、店主は50代ぐらいの優しそうな顔をした男性でした。
喫茶店での友人との会話は弾み、
日々のこと、
これまでのこと、
これからのこと、
そのどれにも属さないようなくだらないこと、
たくさん、たくさん話して、
少し話し疲れたタイミングで友人はトイレに立つ。
女性は喉が渇き水を飲み干します。
そこで初めて、氷がハート型であったことに気がついて、思わず頬が緩んでしまったのです。
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素敵なイタズラごころだと感じませんか?
店主の優しそうな男性が、訪れる人々の日々に少しでも「ハート」を送りたいと、そう思ったのかもしれません。
「新しい」ってどんな色だと思いますか?
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とある男性が夢を見ました。
男性は誰かと海水浴に行く途中でした。
彼は本当は行きたくなかったのですが、どうしても行かなくてはいけないことを知っていました。
他の人々はみんな泳ぎに行きましたが、彼はやはり泳ぐ気になれず、一人海岸に座って海を眺めていました。
そうやって海を眺めていると、裸の少女が浮き上がってくるのを見つけます。
彼は慌てて少女を助け出し、人工呼吸を行うと、微かに息を吹き返します。
彼は安堵し、少女のために温かい服を探している内に、目が覚めたのでした。
人間の心には「内なる異性」が存在しており、男性の内側にいる女性を「アニマ」、
女性の内側にいる男性を「アニムス」、
と呼びます。
このとき上記の夢は、無意識の海で死にかけていた、彼の中の女性を助け出した、という解釈ができるのです。
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例えば後日、彼が現実に海水浴に出かけたとしましょう。
他の人々はみんな泳ぎに行きましたが、彼はやはり泳ぐ気になれず、一人海岸に座って海を眺めていました。
そうやって海を眺めていると、少女が溺れているのを見つけます。
彼は慌てて少女を助け出し、人工呼吸を行うと、微かに息を吹き返します。
彼は安堵し、同時に以前見た夢をそこで思い出して、なんとも表現し難い感動が全身をスパークさせるのを感じたのでした。
どこまでが現実で
どこまでが心象風景で
どこまでが彼で
どこまでが少女で
どこまでが私で
どこまでが他者で
どこまでが偶然で
どこまでが必然で
それらの複雑さを人間の理性で推しはかることはできないものの、確かに何かしらの繋がりを感じざるを得ず、その繋がりに走る電流に心が動き、心の強烈な動きになにか、神としか言い表し難い存在を悟る。
それらの複雑さが神の叡智であり、
善を受けても、
悪を受けても、
その叡智に見合う存在でありたいと思うのでした。
積み重ねてきたものの中に、そういった「新しい色」があることを知るからこそ「ヒビ」を笑えるんだとしたら
「新しい」ってどんな色?
見慣れているものだけど見逃している、「まっさら」じゃない、新しい何かがあるから
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