noteを始めて1か月。 600PV超えた記事を分析してみた!?
noteを始めて一ヶ月が過ぎました。
ただツブヤきたいだけのスタートでした。スキもフォローもほとんどすることもなくSNSの何たるかも理解しないまま33記事を投稿してきました。
そんな中、あるひとつの記事だけが10日間で閲覧数600を越えたのです。当然これには素通りの数字も含まれているのは承知していますが、ほかの記事の閲覧数は100にも届いていません。この記事を除くと平均は54程度です。
私にとっては大事件なのです。
「おめでとう、閲覧者が多いのだからそれで良いじゃないか」
では進歩がありません。
「なぜ、この記事だけ閲覧数が多かったのだろう?」
「この記事のどこにポイントがあったのだろう?」
という疑問が残りました。そこでブックオフで買ってきたマニュアル本を片手に自分なりに分析してみることにしました。noteを始められたばかりの方の参考になればと思い、分析内容を記事に落とし込む事にしました。
分析するにあたって私が参考にしたおすすめ本です。
人気があるのでしょうね。メルカリでの価格も強気です。図書館ではいつも予約が入っています。 ↓
単なるマニュアル本ではありません。そっと背中を押してくれるような優しいアドバイス満載の解説本です。私この本で肩の力が抜けたような気がします。
↓
下記が目次を兼ねた分析項目です。
ダッシュボードと推移グラフ
①全体ビューは2342です。
②この記事の閲覧数だけが634と飛び抜けています。
③他の記事は1~60の間です。一番高い数字と一番低い数字を省くと平均閲覧数は55.06になります。(オリンピック競技等での集計方式)
何故この記事だけがアクセス数が多かったのでしょうか?
記事全文を貼りつけました。↓
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#パワーホール 云々のクダリ解説
kinuzozizi 2021/03/28 23:38
よく解らなかった人に“パワーホール”云々のクダリを解説します
#俺の家の話 最終回
長州力さんが寿一の遺影に向かって弔辞を述べる場面。
「俺もいいかな。お前に言いたかった事がある」
とマイクを取った長州さん。
「パワーホールって知ってるか。(長州さんの入場曲)あれさ、何かに似てるんだよな。こないだ俺、中央線に乗ったらさ “阿佐ヶ谷、次は荻窪”ってアナウンスが流れてさ。♪あーさーがや、次は荻窪 似てるんだよ(パワーホールの曲に)」 ↓
つまり自身の入場曲“パワーホール”が中央線のアナウンスの調子に似ているという意味です。
“パワーホール”とは長州力さんの入場曲。数あるプロレスラーの入場曲の中で、40年経過した現在でも色褪せない名曲中の名曲。誰でも一度は耳にした事があるハズ! ↓
#パワーホール プロレスバイブスさんより拝借しました
↓
#俺の家の話 最終回 見逃した方、もう一度見たい方はTVerで
↓
https://tver.jp/corner/f0070203
画像は #長州力 ツイッタ―公式アカウントより拝借しました
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以上が記事全文です。内容はTBSのホームドラマ「俺の家の話 最終話」についての解説です。
「俺の家の話」とは2021年1月22日から3月26日まで放送された金曜ドラマです。
ピークを過ぎたプロレスラー御山寿一(長瀬智也)が主人公です。能楽の人間国宝である父、観山寿三郎(西田敏行)の介護の為に現役を引退します。名家の長男である彼を中心に家族と、後妻行疑惑の介護ヘルパー志田さくら(戸田恵梨香)を巻き込んで介護と遺産相続を巡るバトルを繰り広げるストーリーです。
今回の記事は試合がもとで急死した寿一の葬儀のシーンについて書いています。寿一の所属するプロレス団体の幹部である長州力さんが述べた弔辞についての解説です。
ご自身の入場曲『パワーホール』が電車のアナウンスの調子と似ていると力説する場面です。この一瞬のシーンだけを切り取って解説しています。
この記事を書くきっかけはテレビを見た人が長州さんの言ったセリフの意味を理解出来たのだろうか?という疑問からでした。もし理解できなかった人がいるのであればこの名曲を是非届けなければという想いから書いたものです。
それぞれのパートに分けて分析してみました。
①見出し画像
見出し画像は長州さんが弔辞を述べるシーンと寿一の遺影を掲げているシーンの2枚を貼り合わせました。一目で葬儀の場面とわかる画像にしています。
*********** ここで分析 *********************
記事内容が想起できるとはいえテレビ画面を撮影しただけの不鮮明でインパクトに欠ける画像であったと反省しています。
マニュアルでは見出し画像をつけるタイミングとして、
A,ある程度文章を書き終えた後で画像を選ぶ→本文に沿った画像を選定できる。
B,画像を用意した後で本文を仕上げる→内容を膨らませながら書くことが出来る。
の二通りがあると書いてあります。
(SNSにおいてテレビ画像の引用はアウトという意見があることは承知しています。著作権、肖像権等法的に諸説あります。誹謗中傷に使用しない、記事内容から逸脱した画像を引用しないという条件をクリアしていればギリセーフとの意見もあります。また、二次利用や転載が出来ないほど不鮮明であればOKであるとか、色を抜けばOKとの見解もありました。削除要請があればいつでも従いたいと思っています)
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②記事タイトル
記事タイトルは
#パワーホール 云々のクダリ解説 #俺の家の話 #長州力
としました。ドラマを見た人には長州さんのセリフを解説していることがすぐにわかるよう、見出し画像を補足するようなタイトル名にしました。言い換えると、セリフに疑問を持った人にクリックしてもらえるよう意識しました。
更に、響きとインパクトを重視して“パワーホール” “云々のクダリ“という言葉は外せないと判断しました。画像とタイトルとの繋がりは良かったと思っています。
ただしドラマを見ていない人にとっては意味不明のタイトルです。未視聴の人にも読んでもらえるような配慮が欠けていました。
本来であれば
『ドラマ 俺の家の話 最終話内における長州力のセリフを解説』
となるのでしょうが、今回はインパクト重視の単語を並べたタイトルがクリックしてもらえた要因として大きいのではないかと思っています。
*********** ここで分析 ************************
読者を惹きつけるにはタイトルが全てだと言い切る人もいます。
数字を入れたり、疑問形にしたりと様々な手法があると思いますが、
まずは「グーグルエンジンが記事のジャンルを識別しやすいタイトル」にした方がいいらしいです。
noteの中に文藝春秋編集者の村井さんに対するインタビュー記事が載っていました。村井さんによるとタイトルは「わかること、つたわることが大切」とおっしゃっています。
個人的にはタイトルを読んで記事の内容がわかり、なおかつストレートに熱意が伝わるものがよいのかなと感じています。
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③書き出しと本文
「よく解らなかった人に“パワーホール云々のクダリを解説します。#俺の家の話 最終回」
と太字で書き出してタイトルを補足した説明をしています。これによってドラマ内のセリフについて理解できなかった人を対象とした記事だとわかると思います。あえてドラマの説明は省きました。最低限の情報として”俺の家の話 最終回”とだけ表記して番組を見た方限定で解説しています。長州力さんが、寿一の遺影に向かって弔辞を述べるシーンを脚本風に記述しています。まずは長州さんの言ったセリフそのままを記すとこうなります。
↓
「パワーホールって知ってるか。あれさ 何かに似てるんだよな。こないだ俺 中央線に乗ったらさ “阿佐ヶ谷、次は荻窪”ってアナウンスが流れてさ。♪あさーがや、次は荻窪 似てるんだよ」
↓
さて、ただでさえ滑舌が良いとは言えない長州さん(失礼)のセリフを視聴者は理解できたのだろうか?と疑問に思ったのがこの解説記事を書こうと思ったきっかけです。そこで下記のように分かりやすくコメントを入れることにしました。(太字の部分)更に噛み砕いて要約した一文も追加しています。
↓
「パワーホールって知ってるか。(長州さんの入場曲)あれさ 何かに似てるんだよな。こないだ俺 中央線に乗ったらさ “阿佐ヶ谷、次は荻窪”ってアナウンスが流れてさ。♪あさーがや、次は荻窪 似てるんだよ(パワーホールの曲に)」
そして更に噛み砕いて要約した一文を入れました。
↓
”自身の入場曲“パワーホール”が中央線のアナウンスの調子に似ているという意味です。”
そして本文の最後に
“パワーホール”とは長州力さんの入場曲。数あるプロレスラーの入場曲の中で、40年経過した現在でも色褪せない名曲中の名曲。誰でも一度は耳にした事があるハズ!
と説明文を入れました。
*********** ここで 分析 *********************
本来ドラマの感想記事であれば
・ドラマの概要
・見どころ
・前回までのあらすじ
・印象に残った場面と感想
・今後の展望予想
などを記述するのがセオリーかと思います。今回はそういう説明の類を一切省いて一瞬のセリフのみを切り取った特殊な記事になっています。
#ドラマ #感想 #クドカン #長瀬 智也 #桐谷健太 #能 #社会問題 #介護 などのキーワードをもっと盛り込むべきだったかなと思います。記事投稿のタイミングとしては人気者の長州さんや話題のドラマを取り上げていますので良かったと満足しています。
マニュアルではロジック(記事の構成)については必ずしも起承転結の構成にする必要はないと述べています。
最後まで読まないと結論のわからない記事ではなく、先に結論を述べて興味を惹きつける構成を薦めています。ただでさえ読み飛ばされやすい記事を順を追って書いていると最後まで読まれないかもしれない、という事なのでしょう。
※ロジックの対義語として最近よく耳にするエモーショナル(エモい)という言葉があります。言い換えれば論理的に対して感情的という解釈になるのでしょう。noteに参加してまだ日が浅い私の感想ですが「伝えたい、訴えたい」という熱い想いがひしひしと伝わってくる記事に出会う事があります。これをエモい記事と言うのでしょうね。
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④貼り付け動画
ユーチューブ動画を挿入しました。
もっとキャッチ―な画像とか長州さんがリングで戦っている動画を貼り付けてもよかったのですが“パワーホール”をジックリ聞いて欲しいという想いで、あえて曲のみを貼り付けました。
*********** ここで分析 ************************
マニュアルでは記事の中だるみを防ぐ為に画像や動画、イラストなどを貼り付けることを薦めています。それらを挿入することで文章を補助したり読むリズムもよくなるとのことです。
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⑤読者の誘導
そして最後に『俺の家の話 最終回』を見逃した方、もう一度見たい人の為にTverのURLを貼り付けました。ティーバーやパラビなど見逃し配信サイトで再視聴した人が戻ってきてくれるかもしれませんね。
*********** ここで分析 ************************
マニュアルでは自分が投稿した過去の関連記事への誘導やSNSを使った拡散をすすめています。
noteではリンクを張るとカード型になって表示されるので便利ですよね。
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⑥締め
長州さんのツイッタ―からカッコイイタイトル画像を拝借して記事の締めとしました。
*********** ここで分析 ************************
マニュアルでは記事を締める、結論を述べる、オチをつけるという意味で締めの言葉の必要性を説いています。私の記事では締めの言葉も結論も述べていません。今後大いに反省すべきところだと思っています。
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⑦記事の反省とまとめ
以上が投稿記事の分析結果です。全てポイントを押さえているとは思いませんが、この記事を書いている段階でも閲覧数が伸びているのは事実なのです(4/30日時点で1000PVを越えています)noteというプラットホームが読者を集めやすかったのか、単純にドラマと長州力さんの人気に押されただけなのか、あるいはTVerやParaviなどの配信サイトからの訪問があったのかはわかりません。素人の稚拙な分析ではありますが少しでも参考になればと願っております。
☆印の数で記事を自己採点してみました。↓
⑧今後の課題
今後は他の記事も読んでもらう為にはどうすればよいのかが課題になろうかと思っています。
そのおりには、私が長年携わってきました製造業においての「品質改善ツール」も駆使していきたいと思っています。
そのひとつであるトヨタ式改善ツール“なぜなぜ分析”の紹介をしておきます。この手法は“なぜなぜ”を繰り返すことによって問題の根本を突き止めるというものです。ググるといくらでも出てくるのですが、業界の方が説明すると堅苦しくていけません。
そこで、異業種ではありますがこの考え方をダイエットの分野に置き換えてわかりやすく解説している“計太さん”の動画を紹介したいと思います。現在チャンネル登録者数が10万人を超える有名な方です。18分程度の動画ですのでご覧ください。
『なぜなぜ分析』
以上で分析記事を終わります。
最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました。
みなさん、これからもいっしょにnote続けていきましょう!