氷菓くん

高校生の頃、一ヶ月のお小遣いは3500円が基本値で、ズル休みをするたびに500円ずつ引…

氷菓くん

高校生の頃、一ヶ月のお小遣いは3500円が基本値で、ズル休みをするたびに500円ずつ引かれていくシステムでした。 Twitter @Kinukawa1221

記事一覧

ミルクボーイ構文万能説(限界下ネタ編)

「なぁ、俺最近悩んでることがあるんやけど、ちょっと聞いてくれへん?」 「なに? どうしたん?」 「……あ、それとこの話ってだいぶエグい下ネタなんやけど、大丈夫………

氷菓くん
3週間前
1

2 質問者、人間A。回答者、サキュバスN。

・恩着せがましい 「Nさんは、たとえば僕とご飯に行って、奢るよって言われたらどう思います?」 「え? 丁重に遠慮しとく」 「なぜですか?」 「皆まで言っていいの………

氷菓くん
6か月前
1

質問者、人間A。回答者、サキュバスN。

・浴衣や、その他特別な……。 「A君ってお祭り好き?」 「なんですか急に」 「いや、昨日うちの近所でやってたみたいでさ。浴衣の男女が夜道を行き交ってたんだよね。で…

氷菓くん
7か月前
2

ノールーツ・ノーラブ

 正月には親戚一同で顔合わせをする家庭が多い。よってその時期に人と雑談をしていれば、それに関するエピソードを聞く機会も多くある。  その中でも、女友達が一人、親…

氷菓くん
9か月前

2011~2023年に自分が見てきたアニメを振り返る

 アニメ視聴には「本棚」がない。  本を読んだなら、読み終えた物を本棚に並べることが出来る。ゲームや音楽CDを楽しんだなら、そのパッケージをなんなりと保管すること…

氷菓くん
9か月前
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架空漫才、スクールカウンセラーの山田先生。

「はいどうも〜、架空漫才です〜。私の名前がカクウで、こっちが」 「相方のマンザイです〜。よろしくお願いします〜」 「いや〜今年もそろそろ終わるなぁって感じがして来…

氷菓くん
10か月前

おそらくこの世で一番面白いすごろく、wiiパーティについて。

 今まで遊んだ中で一番面白かったすごろくは? と聞かれたら、世のゲーマーたちは即答することができるだろうか。  ぼくはWiiパーティだと即答する。  すごろくという…

氷菓くん
10か月前
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自作すごろく対人戦レポ(と、それを踏まえたアップデート内容)

 ↓本記事の前提となる記事↓ ※アップデート内容だけを見たい人へ ……記事の後半(「・終章、メンシスの悪夢」と「・総評」の間)にアップデート内容をまとめています。 …

氷菓くん
1年前
1

自作すごろく、追加ステージの紹介

↓前回の記事↓  前回、ブラッドボーンを題材にしたすごろくを作ることで非常に満足した筆者ですが、せっかくなら原作に登場する他のステージもすごろくにしてみたい! …

氷菓くん
1年前
1

自作すごろくの紹介(ブラッドボーン)

 小学生の頃から自作すごろくで納得のいく出来の物を作ることが夢だったのですが、先日ついにその夢を叶えることが出来たので、その成果であるすごろく作品をここに紹介し…

氷菓くん
1年前
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幼少期、すごろくの思い出

 ぼくがまだ幼稚園児だった頃、お正月の何かの付録にワンピースすごろくが付いてきた。それがぼくの人生で初めて遊んだすごろくであったと同時に、すごろくと縁深い人生の…

氷菓くん
1年前
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サキュバスはありがとうが言える。

「世の中には、「ありがとう」が言えない人間を排斥しようという風潮があるじゃないですか」 「まぁね」 「ぼくはそれが苦手なんですよ」 「風潮が?」 「いや、ありがとう…

氷菓くん
1年前

バウムクーヘン東京味

 ぼくは千葉に生まれて千葉に育ったが、両親はそうではなかった。両親は元々大阪の人で、大阪で就職した後、転勤によって千葉へと移り住んだのだった。  ぼくがある日22…

氷菓くん
1年前
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魔女・サキュバス創作一覧

・この村の中には魔女がいる  キーワードを持って「特定の人間にすこぶる優しい異能の女性」が登場したのはおそらくこれが初。この頃は自分の作風について深く考えたこと…

氷菓くん
1年前
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今回のチャンピオンです

 今回の記事のタイトルは、本来なら「A週間フレンズ」という物になるはずだった。これは友人に誘われてAPEXというFPSゲームを始めたぼくが、そのあまりの一見さんお断りぶ…

氷菓くん
1年前
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もし俺がその文章を見せられてこられてきてたとしたら絶対に統合を失調してると思うと思うか?

 この文章の書き手の頭がそれなりにまともであることを示すため、まずはタイトルの元ネタを説明しようと思う。  元ネタは「かまいたち」というお笑い芸人コンビの持ちネ…

氷菓くん
1年前
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ミルクボーイ構文万能説(限界下ネタ編)

「なぁ、俺最近悩んでることがあるんやけど、ちょっと聞いてくれへん?」
「なに? どうしたん?」
「……あ、それとこの話ってだいぶエグい下ネタなんやけど、大丈夫……?」
「べつにええけど。なに?」
「……最近な、夜寝る前に、一回オナニーしてから寝ようかなってよく思うんやけど。それでシコり始めたが最後、何時間も何時間も終わらせられへんのよ。それでいつも寝不足になってて……」
「ん……? ちょっと待って

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2 質問者、人間A。回答者、サキュバスN。

2 質問者、人間A。回答者、サキュバスN。

・恩着せがましい

「Nさんは、たとえば僕とご飯に行って、奢るよって言われたらどう思います?」
「え? 丁重に遠慮しとく」
「なぜですか?」
「皆まで言っていいの……? 私の方が経済的に余裕があるからだよ」
「経済的な余裕って断る理由になるんですか?」
「え、逆にならないなんてことがある?」
「男たるもの女には奢るべし、とか」
「あー。私はそれ系の言葉は一つを除いて嫌いだな。時代錯誤というか差別意

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質問者、人間A。回答者、サキュバスN。

質問者、人間A。回答者、サキュバスN。

・浴衣や、その他特別な……。

「A君ってお祭り好き?」
「なんですか急に」
「いや、昨日うちの近所でやってたみたいでさ。浴衣の男女が夜道を行き交ってたんだよね。で、そのうちの何組がこのあとセックスするんだろう……って眺めてたのを今なんとなく思い出したから、言ってみただけ」
「なるほど。……まぁお祭りは結構好きですよ。人混みと、屋台が軒並み割高なことを除けば、雰囲気と味は好きです」
「それ好きと嫌

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ノールーツ・ノーラブ

ノールーツ・ノーラブ

 正月には親戚一同で顔合わせをする家庭が多い。よってその時期に人と雑談をしていれば、それに関するエピソードを聞く機会も多くある。
 その中でも、女友達が一人、親戚のクソガキ(男)から殴られたり、容姿を馬鹿にされたという話をしていた。
 聞くも明らかに、穏やかではない話である。が、それはもちろん、戦いごっこが趣味で、言っていいことと悪いことの区別もつかないクソガキがしたことだから、成人男性が同じこと

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2011~2023年に自分が見てきたアニメを振り返る

2011~2023年に自分が見てきたアニメを振り返る

 アニメ視聴には「本棚」がない。
 本を読んだなら、読み終えた物を本棚に並べることが出来る。ゲームや音楽CDを楽しんだなら、そのパッケージをなんなりと保管することが出来る。実行するかどうかはともかく、映画ならチケットの半券を残しておけばいいし、料理だってインスタグラマーよろしく写真に残しておけばいい。
 だけど、地上波でアニメを見るにあたっては、一般的にそういった「記録に残す活動」が存在しない。録

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架空漫才、スクールカウンセラーの山田先生。

架空漫才、スクールカウンセラーの山田先生。

「はいどうも〜、架空漫才です〜。私の名前がカクウで、こっちが」
「相方のマンザイです〜。よろしくお願いします〜」
「いや〜今年もそろそろ終わるなぁって感じがして来ましたけどね。もうすぐクリスマスが来るし大晦日とお正月も来るし、学生さんたちはすでに冬休みでしょう? いいですよね〜」
「あ〜冬休みといえば、俺高校の頃不登校だった時期があったんだけど」
「えっ!? あ、そうなの……? ごめんすごいびっく

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おそらくこの世で一番面白いすごろく、wiiパーティについて。

おそらくこの世で一番面白いすごろく、wiiパーティについて。

 今まで遊んだ中で一番面白かったすごろくは? と聞かれたら、世のゲーマーたちは即答することができるだろうか。
 ぼくはWiiパーティだと即答する。

 すごろくというジャンルを最も大きい括り方で二分すると、「アナログ」と「デジタル」に分けられる。前者には児童ホームに置いてあるような人生ゲーム等が、後者にはマリオパーティ等のテレビゲームが当てはまる。
 そして、デジタルすごろくの方は、さらに大きく二

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自作すごろく対人戦レポ(と、それを踏まえたアップデート内容)

自作すごろく対人戦レポ(と、それを踏まえたアップデート内容)

 ↓本記事の前提となる記事↓

※アップデート内容だけを見たい人へ
……記事の後半(「・終章、メンシスの悪夢」と「・総評」の間)にアップデート内容をまとめています。

 上記記事で紹介した自作すごろくを友達がいないがために一生一人で遊んでいましたが、この度ついに対人戦をすることが叶いました……!!
 記念すべき初めての対戦相手を紹介するぜ。父、母、弟、……以上だ!
 ……というわけで、かつて小学生

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自作すごろく、追加ステージの紹介

自作すごろく、追加ステージの紹介

↓前回の記事↓

 前回、ブラッドボーンを題材にしたすごろくを作ることで非常に満足した筆者ですが、せっかくなら原作に登場する他のステージもすごろくにしてみたい! ということで、追加で6つのステージを作ってみました。
 ……が、しかし、正規ルートの方の制作で才能を使い果たしたのか、今回紹介するそれらには何かと難点や課題が残っていがちです。それを踏まえてご覧ください。
(※今回も新ステージに移るたびに

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自作すごろくの紹介(ブラッドボーン)

自作すごろくの紹介(ブラッドボーン)

 小学生の頃から自作すごろくで納得のいく出来の物を作ることが夢だったのですが、先日ついにその夢を叶えることが出来たので、その成果であるすごろく作品をここに紹介します。

☆本作の概要
……本作、「自作すごろくブラッドボーン」は、PS4向けアクションRPGソフト「Bloodborne」を元ネタとした二次創作の意を含むすごろくです。Bloodborneはホラー色強めなアクションゲーム作品のため、本すご

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幼少期、すごろくの思い出

幼少期、すごろくの思い出

 ぼくがまだ幼稚園児だった頃、お正月の何かの付録にワンピースすごろくが付いてきた。それがぼくの人生で初めて遊んだすごろくであったと同時に、すごろくと縁深い人生の始まりでもあった。
 そのすごろくは所詮は付録らしいペラッペラな作りにふさわしく、ゲーム性ではなくエンタメ性に全振りした作品だった。そのすごろくでしこたま遊び、「このマスに止まった人は、自分の名前を逆から読み上げる!」を経験しすぎたことによ

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サキュバスはありがとうが言える。

サキュバスはありがとうが言える。

「世の中には、「ありがとう」が言えない人間を排斥しようという風潮があるじゃないですか」
「まぁね」
「ぼくはそれが苦手なんですよ」
「風潮が?」
「いや、ありがとうを言うことが」
「どうして? 簡単だよ、アリガトウ」
「そりゃ音読することは簡単ですけどね。こう、自然に口から出てこないんですよ」
「ふむ」
「たぶん、人に対して「ありがとう」と思うこと自体が、ほとんどないからなんだと思います。ありがと

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バウムクーヘン東京味

バウムクーヘン東京味

 ぼくは千葉に生まれて千葉に育ったが、両親はそうではなかった。両親は元々大阪の人で、大阪で就職した後、転勤によって千葉へと移り住んだのだった。
 ぼくがある日22年間生きた土地から離れ、会える友達が一人もいなくなったのは、だから父の仕事の都合によることだった。父は20年以上の時を経て故郷に帰還したのだ。
 ……それで、千葉県在住時代のぼくには仲の良い女友達がいたのだけれど、彼女の方は彼女の方で、数

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魔女・サキュバス創作一覧

魔女・サキュバス創作一覧

・この村の中には魔女がいる

 キーワードを持って「特定の人間にすこぶる優しい異能の女性」が登場したのはおそらくこれが初。この頃は自分の作風について深く考えたことがなかったので、あらゆるところが適当であり、これを今改めて読み返す価値は、少なくともぼく個人としては無いように思う。歴史的に意味がある感じの作品。

・尽くす系ニマド

 現在の作風に至る明確なスタート地点。バス旅行でワイナリーに向かう道

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今回のチャンピオンです

今回のチャンピオンです

 今回の記事のタイトルは、本来なら「A週間フレンズ」という物になるはずだった。これは友人に誘われてAPEXというFPSゲームを始めたぼくが、そのあまりの一見さんお断りぶりに愕然として、
「こんなゲーム、慣れるまでに友達が60人必要だろうが!(試合は60人で行われるため)」
 と叫んだことに由来する。それと、一週間しか記憶がもたない女の子との恋愛を書いた「一週間フレンズ」という漫画をかけて、「まるで

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もし俺がその文章を見せられてこられてきてたとしたら絶対に統合を失調してると思うと思うか?

もし俺がその文章を見せられてこられてきてたとしたら絶対に統合を失調してると思うと思うか?

 この文章の書き手の頭がそれなりにまともであることを示すため、まずはタイトルの元ネタを説明しようと思う。
 元ネタは「かまいたち」というお笑い芸人コンビの持ちネタだ。詳しくは「もし俺が謝ってこられてきてたとしたら絶対に認められると思うか」でググッてみてほしい。百聞は一見にしかず、きっとそのネタが実際に使われている動画だって出てくるだろう。そこから全てを理解してほしい。
 タイトルについての話はこれ

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