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夏の終わりかけにバイクで走ってきました

210901-58◇バイクを手放したからといって、バイクに乗らなくていい訳ではありません。むしろバイクから離れた分だけ倍増してバイクに乗りたい欲が湧き上がります。そんなことで、近頃気になっていたあるバイクをお借りして走って参りました。

レンタルしたバイクは、

CBR250RR

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です。

ホンダ製で250ccクラスのスポーツバイクです。私が以前乗っていたバイクはヤマハ製のYZF-R25というスポーツバイクなのでCBR250 RRはライバル関係ということですね。しかし、YZF-R25とライバル関係と言いましたが…

CBR250RRの方が、圧倒的に速いです。

バイク性能の優劣に速いか否かで判断するのは好きではありませんが、走行性能においてはさすがホンダのCBR、しかもRがふたつも付いてあるだけのバイクだと感じました。風を切るというより、風をぶんだ切るというような、詳しい違いは分かりかねますが、人間の語彙力を道端にこぼし落とすような爽快感がそこにありました。

先述の通り、飛ぶように速いバイクがモーターサイクル界において価値を見出せるほど話は単純ではありません。ただ、このCBR250 RRはこんなド素人に毛が生えた程度の私でも超楽しいと思わせる、速いだけで片付けるのは勿体ない完成度が非常に高いバイクでした。

本来、速い乗り物に乗っていると人はどこか不安感に苛まれるものです。もちろん個人差はありますが、速度が乗っていくにつれ不安感も比例して高まっていくものです。しかし、CBR250 RRは速い速度域に達しようもその不安感というものは少なく、むしろ余裕感が勝り速いのに安心感というものさえ感じられました。特にそれを体感できたのが、高速道路での合流です。日中利用ということもあり、いずれの合流も気を使うような場面が多くありましたが、難なくこなせたのは紛れもなくCBR250 RRの走行性能でしょう。

速いだけのバイクならば、焦ってスロットルを開けすぎた場合にバイクが急加速し、ヒヤリとする場面もあることでしょう。一方、CBR250RRの場合では例えスロットルを大げさに開けたとしてもバイク自体が行間を読むような形で上手いこと捌いてくれます。そんな、キビキビ走ることもできる上に時にパワーを出しすぎないように制御してくれるスマート・バイクにきっと自らの技術が向上したのだと気分がよくなると思います。実際、私もそうでした。そんなドライバーをよいしょすることもできる最強バイクでした。

でも、やはりスポーツバイクだけあって乗ったあとは身体がバキバキになりやすいです。それも賢いバイクからの痛み分けと思えば痒いぐらいのものです。

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夏の終わりかけにひとっ走りした感想として、バイク走行中に感じる風の気持ち良さは、やはり他の何にも変えがたいものでした。これから秋にかけライダー達にとって絶好のシーズンがやってきます。是非、多くの方にツーリングの楽しさ、風を切る気持ち良さを体感していただきたいです。一方、二輪車の危険なすり抜けや無理な追い越しによる死亡事故が増加傾向という警察の発表にもある通り、無茶な運転をするライダーが散見できます。そういった、二輪車のイメージの悪さから四輪車からの只ならぬ二輪車に対する嫌悪感のようなものが、バイクに乗るたびにひしひしと感じ取れます。自分だけが気持ちよくなるだけでなく、自分も含めみんなが気持ちよくなれるよう、マナーを持ってして楽しいツーリングを推し進めていただきたいと思います。そうすることによって、二輪車事故が減っていき自らの命を守ることにも繋がると思います。以上、若輩者からの余計なひと言でした。良いツーリングライフをお楽しみください。

絹掛


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