【成年後見制度】実践成年後見no113~事例 被保佐人の民事再生手続き~
新たに保佐人に就任した方が事例同様、複数の債務を抱えているため、興味深い記事であった。
ざっくり事例をかいつまむと、
・被保佐人は、息子の連帯保証人となっており、数百万円の債務を抱えていた。
・保佐人としては、被保佐人の状況から自己破産が最適ではと考え、提案するも、”自己破産”に対し、悪いイメージあり。被保佐人は望まず。個人再生手続きにて返済していくこととなる。
・家裁への個人再生申立も認められ、5年にわたる返済計画を立て、返済開始となった矢先、鉄道との接触事故で、寝たきりの状態になり、その後亡くなられる。
・被保佐人の希望で個人再生手続きを選択したが、本当にこれでよかったのかとジレンマを感じられる。
といった事例であった。
自分の話に戻るが、私が保佐人として就任した方は、当初は金銭管理・債務整理に課題があったため、法律職がいいのでは?と申立当初考えられていたようであるが、本人の障がい特性を鑑み、福祉的な支援が被保佐人には必要ではないかとの考えで、社会福祉士に推薦がくることとなった。
まだ本人とも支援者ともお会いできていないが、謄写記録を読む限り、これからなかなか大変な道のりであると感じるが、今後予定しているカンファレンスに参加し、被保佐人を含むチームでどのように今後の生活を支えていくかを保佐人として考えていきたい。
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