空気のように一緒に居られるように、まずは自分のからだを整える。
一人でいる時間が個人の選択によるものであれば、孤独はコルチゾールの減少に役立つ
のだそうです。
(引用記事)
ひとりで静かに時を過ごして、考え事をすることは、脳の整理(デフォルトモードネットワークの活用)になるのだとか。
いいよね、孤独…。
孤独の効用は、多くの人が身を持って知っていると思います。
やたら明るい人やカウンセラーが「友達がいたほうがいい」的な言説をインターネットで繰り広げているのを見聞きして疲れていた私は、この記事にとても救われました。今の私は、星読みでいうと「ひきこもり」の時期らしいので、孤独を肯定してもらえてとても安心しました。
ただし、「適切な孤独」というのは難しく、ずっと1人でいたらやっぱり寂しいし、かといって気の合わない人といるともっと孤独を感じます。
そんなとき、必要なのは、「空気のような存在で一緒にいられる誰か」。
身がまま整体の片山洋次郎先生の御本によると、「いまの若い人は、脱力できる関係性を求めている」そうです。情報過多で過敏になっている現代人は、昭和の時代のようなパッションの強い人は苦手で、脱力したからだの人を求める傾向があるのだそうです。
私は、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスというボディワーク(施術・ソマティックワーク)をしているのですが、セッションを通して深く納得します。セラピストの自分のからだがニュートラル状態で、よけいなジャッジが働かず、無の状態になればなるほど、クライアントさんのからだが落ち着き、ぐっすりと深い眠りに入っていくのを、何百回と体験してきたからです。
ほんとうにふしぎなのですが、近くにいる他者のからだの状態は、自分にかなり影響します。なので、一緒にいる人を選別することは大事。そして選別するだけじゃなくて、互いに一緒にいられるよう、自分のからだの状態を整えることもとても大事です。
私自身でいえば、生育歴からすると「激しい人(?)」が近くにいたので、激しい人に対する無意識の恐怖があり、そういった人に認めてもらえるように努力を続けたりしていた節があります。自分のことを好きでいてくれる人よりも、嫌いな人のほうにより意識が向くことってありますが、まさにそれ。しかしほんとうにムダな努力でした。
私は、瞑想やクラニオセイクラル・バイオダイナミクス(私が実践する施術)でからだが整っていくにつれ、「激しい人に対して嫌われないように頑張る」という変な行動がなくなっていきました(すごく変な行動ですが、こういう人は意外といると思います)。からだが正常になって初めて、頭も正常な判断が働くんだなあとしみじみしました。
さらに身も心もニュートラルに極まった人と一緒にいる体験をしたことで、「これがほんとうにここちよい関係性なんだ」と衝撃を受けたのもあります。
これはあくまで私の体験なのですが、DVのパートナーにつかまってしまう人などは、私のような変なクセがからだに染み付いているように思います。もし心当たりがあれば、よかったら、瞑想やヨガなどを実践してみてください。気づくと「あれ?」とからだが我にかえると思います。そして、私のやっているクラニオバイオも我にかえったりすることができたりもします。
筋トレというよりも、自律神経を整えたり、落ち着けるからだをつくることで、些細な違和感を見逃さなくなる…と思います。
(おわり)
★セッション承っております(平日夜、土日祝、東京都内:下北沢、若松河田、三軒茶屋)。
詳しくは公式HPからどうぞ。
https://www.innerbodywork.net