【映画批評】#28「犯罪都市PUNISHMENT」もうそろそろ新しいギミックを
韓国の人気俳優マ・ドンソクが主演を務める大ヒットクライムアクション「犯罪都市」シリーズ第4弾「犯罪都市 PUNISHMENT」を徹底批評!
というか、もうこんなの批評なんか必要なし!
マ・ドンソクを主役にした、寅さん映画=プログラムピクチャーは観て気持ち良くなればそれでいい!…のか!?
鑑賞メモ
タイトル
犯罪都市 PUNISHMENT(109分)
鑑賞日
9月28日(土)12:00
映画館
なんばパークスシネマ(なんば)
鑑賞料金
0円(会員60P無料鑑賞クーポン)
事前準備
特になし
体調
すこぶる良し
点数(100点満点)& X短評
55点
あらすじ
ネタバレあり感想&考察
結局いつもの犯罪都市!
正直マンネリ感は否めない
「もうええわ!!」というのが率直な感想。
流れはいつも通り。勧善懲悪ストーリー。
1.反社絡みの新たな犯罪が発生
2.ギャグを入れながら、慣れない捜査に四苦八苦
3.マ・ドンソクの小中活躍と悪党の悪党っぷりを入れ代わり立ち代わりに堪能
4.悪党が仲間割れ、現場側が暴走
5.ラストにマ・ドンソクとその悪党が対峙
6.マ・ドンソク圧勝で気持ちよくエンディング
これなら「ミナミの帝王」でええわ!となる。
「ミナミの帝王」なら市井で使える金融知識も身につくし、本来なら悪の側が罪なき人々のため、さらに卑近な悪をやっつけるからフィクションとしての味があるが、「犯罪都市」は国家権力が犯罪者を懲らしめる話なので、そもそも論でいえば当たり前すぎる。
マ・ドンソクの圧勝で気持ちよくなるのが目的なのはわかっているが、さすがに同じことの繰り返しをハイペースでやられると飽きる。2作目が2022/11月、3作目が2024/2月、本作が4作目で前作から半年ちょっとしか経過していない。2年足らずで3回ほぼ同じものをお金払って観ていることになる。
今後も舞台を変えて同じ構造を繰り返されるだけなのでは?という疑念が湧いている。チャン・イスに会えてうれしい、ぐらいでそれ以外は特にいつものだな、で終わりである。
見どころのある映画なのはわかっているが、テンションは今回で下がりきってしまった。次作も観るけれども、次も同じ感じならそこで手打ちにしようと思う。
次作も来年公開が決まっているようだ。
さすがに新しいギミックを入れてほしい。でないと困る。
ベビわるにあって犯罪都市にないもの
敵キャラの掘り下げである。
ベビわる1作目は初顔合わせなので、主人公たちの掘り下げを中心としたが、2作目と現在公開中の3作目は敵の掘り下げをしっかりすることで、物語の質を担保するような工夫を感じられた。特に2作目は敵キャラの方が実質主役といっていい扱いだった。
「犯罪都市」に出てくる敵キャラはあまり背景は描かれない。反社に雇われているか属している悪党、または反社に頼らずとも野良で立ち回れる野良の悪党であるのがわかるだけで、なぜそうなったかや動機の描きこみはほぼほぼされない。
本作の敵、チャンギもなかなかに顔つきも佇まいもいいんだけど、ろくにセリフもないし、2作目のキャラとちょっと被ってるし、ムダに海外行き来することで集中しにくい部分もあったりで、本作は特に没入しにくかった。
次作はそろそろマ・ドンソクに対抗できるほどの強いキャラを用意するなどしないと、さすがにマンネリ感は拭えない。
新たな犯罪やその珍しさよりもそっちに振り切ってほしい。
アクションとマ・ドンソクほかレギュラーキャストは言うことないので、次こそ目新しさを求めます。
こちらからは以上です。
まとめ
割と手放しで絶賛されてるようですが、さすがに好きなシリーズでもこれだけ続くと、ちょっとな…となってしまいました。
やはりプロレスファンはマンネリを嫌うんですよ。新日(猪木)で育ったなら、なおさらです。
わかってください!!!(藤波)
最後に
「極悪女王」配信開始から10日ほどで映画4本と「極悪女王」5話、「Mr.マクマホン〜悪のオーナー〜」6話をイッキ見でものすごく疲れました。
そりゃこんな過密スケジュールで競馬予想しても当たるはずがねぇ!!!
次回は「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」を批評します!こっちはテンション高いです!イェイ!!